ブルックトラウト
分類
サケ目サケ科イワナ属
学名
Salvelinus fontinalis
別名
標準和名は「カワマス」
分布
北米原産の外来種。日本では本州中部地方以北などで見られる。
大きさ
最大で約50cm。
釣期
生息地の漁業規則に準じる。3~9月ごろ。
棲んでいる場所
冷たくきれいで酸素濃度の高い河川や湖を好む。湧き水の豊富な場所に多い。
生活史
多回産卵型で、生涯に何度か繁殖行動を行なう。日本国内での産卵期は11~12月ごろ。
海外には降海型もいるが、日本にいるものは陸封型のみ。
肉食性で、多様な動物を捕食することで知られる。甲殻類や両生類、魚類だけでなく、小型のネズミまで食べることがある。
特徴
日本へは1902年に日光の湯ノ湖に持ち込まれた。現在は湯ノ湖のほかに湯川、明神池、梓川、摩周湖の周辺河川などで天然繁殖していることがわかっている。そのほかにも放流されたことがあるが、水質汚染や高温に弱いことから定着していないようだ。
また他の種と交雑しやすく、天然および人工的な雑種が存在する。
主な釣り方
エサ釣りでねらえるほか、ルアーやフライフィッシングの対象魚としても人気がある。
美味しい食べ方
フライやムニエル、塩焼きなど。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。