- 分布
- 伊豆・小笠原諸島、土佐湾、琉球列島に分布。
- 大きさ
- 最大で60cmになる。
- 釣期
- 周年釣れるが、春・秋によく釣れる。
- 棲んでいる場所
- 主に水深100m以深に棲み、釣りでは水深50~150mをねらう。
- 生活史
- 産卵期は6~9月で、直径0.8mm前後の分離浮性卵を産む。仔稚魚は一時的に表層で生活するが、幼魚はやや深い岩礁域に着底し、成長に伴って徐々に生息水深を深める。肉食性で、魚類や甲殻類を捕食する。
- 特徴
- 体に斑紋等はなく、体色は生時は濃い青紫色で腹部は淡色であるが、死後は暗い青灰色になる。背ビレ軟条数は通常10本で、背ビレと臀ビレの後縁は糸状に伸びない。主上顎骨に鱗がない。
- 主な釣り方
- 南方域の離島における沖釣りのメインターゲットの一つ。オキアミをエサにテンビン仕掛けでねらうことが多い。
- 美味しい食べ方
- 美味な白身魚で、東京の市場に伊豆諸島方面から入荷するものは高値で安定している。刺身をはじめ、焼き物、煮物、椀種にも向く。八丈島名物の島寿司の最高級ネタ。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。