アマダイ
分類
スズキ目スズキ亜目アマダイ科アマダイ属
学名
Branchiostegus japonicus
別名
グジ、オキツダイなど多数
分布
本州中部以南から南シナ海。
大きさ
25~40㎝前後、最大約60cm。
釣期
9月から5月で、ベストシーズンは晩秋から冬にかけて。
棲んでいる場所
水深30~150mの砂泥底を好む。
生活史
アマダイ科の魚は日本の近海ではシロアマダイ、キアマダイ、アカアマダイなど数種が生息しているが、釣りの対象魚となっているものの大半はアカアマダイと呼ばれるもの。海底に巣穴を掘って暮らし、甲殻類や多毛類などを食べる。
特徴
角張った頭と大きな目が特徴的。体色はピンクから赤褐色で、尾ビレに黄色い筋が走っている。
捕食の際は、海底のエサを砂ごと吸い込むようにする。
味の評価も、価格面でも、関西では最高級クラスの魚と位置づけられている。
主な釣り方
沖釣りで、電動リールを使った片テンビン仕掛けが主流。エサにはオキアミを使う。ホウボウなど多彩な魚種が混じることも多い。
美味しい食べ方
身が柔らかいため、刺身にするならコブ締めで。ひとしおで焼いたり、粕漬けや干物などにすると、甘みのある独特の香ばしさを放つ。京料理では最高級の食材とされる。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。