アイゴ
分類
スズキ目ニザダイ亜目アイゴ科
学名
Siganus fuscescens
別名
バリなど
分布
琉球列島以外の本州下北半島以南に生息。
大きさ
最大で約40cm。
釣期
ほぼ周年で、7~9月ごろが最盛期。
棲んでいる場所
沿岸部にある岩礁帯などに多い。
生活史
7月ごろに産卵し、1~2日でふ化した稚魚は動物プランクトンを食べて成長する。2cmほどになると体の側面に斑状の模様が現われ、さらに成長すると群れをなして沿岸の浅場にやってくる。成魚になると藻類以外にも捕食する雑食性となる。
特徴
海釣りの対象魚のなかでも毒魚として有名。背ビレ、尻ビレ、腹ビレのトゲに毒を持ち、刺されると数時間、長ければ数週間も激しく痛むことがある。体高があり、扁平な楕円形をしている。体色は基本的に茶褐色に白い斑点が入るが、生息場所などによっても変化する。
主な釣り方
磯や堤防からのウキフカセ釣りで外道として釣れることが多い。エサはおもにオキアミ。海藻を好んで食べる傾向があり、専門にねらう場合は海藻を使う場合もある。
美味しい食べ方
白身で歯ごたえがあり、刺身や塩焼き、煮付けなどに向く。ただし、釣れた場所などによっては磯臭さが強いことがある。おろす際には内臓が身につかないように注意。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。