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ノベザオのウキ釣りの実践

棒ウキの固定仕掛けでウミナタゴを釣る

ビギナーファンにとって最もお手軽な堤防のウキ釣りは、棒ウキ固定仕掛けのノベザオの釣りだ。釣り始めは目の前に寄せエサを打ってみて、まず潮の流れ方を確かめる。海は流れが止まっているわけではなく、「潮止まり」と呼ばれる満潮・干潮前後の一時をのぞいて、通常は何らかの潮の動きがある。大きくは沖に払い出す潮、手前に寄せる潮、左から流れる潮、右から流れる潮の4パターンに大別できるので、目の前の海がどのような状態になっているかまず把握しよう。

潮の流れ(潮上、潮下)

ノベザオの仕掛け(棒ウキの固定仕掛け)

寄せエサの撒き方(コマセワーク)は、「同調」が大基本。まずねらうポイントの潮上に寄せエサを撒き、同時に同じ場所に仕掛けを振り込む。それにより、寄せエサと仕掛けが同調しながら潮下に向かって流れるようにする。

ウキからハリまでのウキ下は1〜1.5mの宙層ねらいを基本とし、魚影が現われない時や底層にとどまっている時には、数10cm単位でウキ下を深くしていく。また、棒ウキのオモリ調節は頭がわずかに出る程度に浮力を抑えたほうがアタリを取れる感度がよい。
ノベザオのウキ釣りの手順
1
まずは目の前に寄せエサを撒いて、潮の流れ方を確かめる
2
潮の流れる方向を確認したら、潮上から寄せエサを撒き仕掛けを振り込む
3
ウキが馴染んで潮上から潮下に向かって流れ始める
4
ウキが消し込まれるなどのアタリをキャッチしたら素早く合わせる
5
小気味よい引き味を楽しんだ後、頃合いを見て抜き上げて取り込む
6
ウミタナゴを釣れた!春の海の人気者で小気味よい引きが味わえる。型のよいものは塩焼きなどで食べても美味しい
エサの付け方
オキアミの場合
ハリに付ける付けエサはオキアミがまずおすすめ
最初に尾羽根をちぎり取り、その切り口からハリ先を通す

通常

通常は頭を残したまま、ハリの形に沿って通し刺しにする

食いが渋い時

食いが渋い時は頭もカットし、柔らかい胴体だけを小さくまとめる

外道が邪魔するとき

エサ取りの外道が邪魔する時は人工エサとオキアミのダブル掛けも有効
イソメ類の場合
オキアミの他に、イソメ類を使う時は、ハリの軸にまっすぐに通し、タラシは5〜10mm程度に短くカットする
※このコンテンツは、2018年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。