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サビキ釣りが楽しめる場所と対象魚の泳層

釣り場は港の堤防や海釣り施設。対象魚の基本的な泳層も覚えておく

この釣りの代表的なターゲットである、中小アジイワシ、小サバという魚がねらえる釣り場は全国各地にある。ただし、これらの魚は常にその場に居着いているのではなく、回遊・移動していることが多い。そこで、まずは近隣の釣具店の張り出し情報や、釣具店・海釣り施設のホームページなどを見て、今釣れている魚やその釣れ具合をチェックする。

サビキ釣りの好釣り場といえば、まずは海岸線に数多くある大小さまざまな港だ。港には船道があり、潮の干満を利用して多種多彩な魚たちが出入りする。ただし、釣りを禁止している港もあり、また、釣り禁止のエリアが指定されている場合も多いので、現地では必ず釣りをしてよい場所か事前に確認をしよう。

港内のサビキ釣りポイントの水深は4〜6mが目安。基本的には港の出入り口付近ほど潮の通しがよく、アジ、イワシ、サバといった小型魚の活性も高い。
両側から堤防に挟まれた船の通り道付近はサビキ釣りの好ポイント。
東京湾などに造られている海釣り施設は手軽にサビキ釣りが楽しめる。有料の場所が多いが、駐車場、トイレ、簡易食堂、レンタル釣り具やエサを扱っている事務所などがあってとても便利。

週末の海釣り施設は大人気。混雑具合などは事前に問い合わせておくとよい。

そして、サビキ釣りでねらう魚種は、それぞれ遊泳層が違うことを最初に覚えておきたい。大まかにいうと、イワシの仲間と小サバは海面下に近い上層を好み、アジはその下の宙層を泳ぎ回っている。アジは体長10cm以下の小アジだと、イワシの仲間や小サバに混じって泳いでいるケースもあるが、中アジ以上は警戒心が強く、水深5m前後の港の堤防なら海底近く、水深10m以上ある海釣り施設では5m以上の低層で群れを成している。

対象魚による泳層の違い
※このコンテンツは、2017年7月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。