• 釣り方 :

毛バリの選び方と釣り方

上バリでようすを見て、下バリで食わせる

アユ毛バリには大きく分けて「黒系」「赤系」「中間色」の3タイプがある。また、それぞれに派手なものと地味なものの2パターンがあり、それらを組み合わせて使いつつ、当日の〝当たり毛バリ〟を捜していく。
限りないバリエーションのあるアユ用の毛バリだが、基本は「黒系」「赤系」「中間色」の3つ。そこに装飾のあるなしによって、派手か地味かが加わる
1本バリ仕掛けでじっくりと釣ってもよいが、おすすめは複数の色を同時に試すことができる3本バリ仕掛け。ただし、1つの仕掛けに使用できる毛バリの本数には制限がある場合もあるので、各河川のルールに従おう。
一例として、たとえば上段の上バリには赤系を配し、下段の上バリには黒系もしくは中間色の毛バリを配置する。そして、下バリは最初のうちはいずれかの色にしておくが、上バリに対するアユの反応を見て、その日より食いがよいほうに合わせる。
黒系の「黒髪」。日中に大型のアユがよく掛かる
赤系の「夕映」。夕方の釣りで上バリに使うと効果的とされる
中間色の「青ライオン」は水が澄んでいる時の実績が高い
水が澄んでいる時はあまり派手でない中間色で適度にアピールし、逆に濁っていればラメなどの装飾を施した派手で目立つ色調のものを選んでみるなど、とにかくいろいろなパターンを試してみるのがまずは大切。水の透明度だけでなく、流れの速いポイントなら派手なタイプ、遅いポイントなら地味なタイプという選択も要素になる。
いずれにしても、毛バリケースには手始めに15〜20種類を準備し、根掛かりによる紛失の可能性も考慮して、同じ毛バリは2本ずつ用意しておくとよい。また、ねらう河川の近くに毛バリ釣りを得意にする釣具店がある場合には、河川情報を尋ねながらその川独特の当たり毛バリを購入するのが賢明だ。
釣り方は流れの上流に仕掛けを振り込んだら、流れに乗せて動かしつつ、サオ先でゆっくり仕掛けを上下させる。アユが毛バリに食いつけば手応えですぐに分かるので、アユが掛かったあとは少しずつサオを縮めながら手もとに寄せ、最後はタモですくい取る。
アタリを出すまで
アタリの出方と取り込み
アユが掛かったらサオを徐々に短くしながら水面を滑らすようにして寄せ、仕掛けの全長くらいまでサオを縮めたところでタモに取り込む
※このコンテンツは、2017年5月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。