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釣り方
三石忍さん
佐藤 直樹さん
神奈川県三浦半島の城ケ島にある「J’s Fishing海上イケス釣場」のリーダー。大手釣具店に13年間勤め、都内の主要店で店長をした経験も持つ。海のルアーフィッシングとエサ釣りを中心に一年を通じて幅広い釣りを楽しんでおり、海上釣り堀でも来場者に釣り方を分かりやすくアドバイス。釣った魚をおいしく締める作業もお手のもの。

[取材協力]
◎J’s Fishing 海上イケス釣掘
〒238−0237神奈川県三浦市三崎町城ケ島650-70
Tel:046—854—9891
https://js-fishing.com/

海上釣り掘の魚の習性

海上釣り掘にはいろいろな魚が放流されているが、その中でも代表的な魚といえばマダイと青もの(ブリカンパチヒラマサ)。このほかに季節や地域によって、シマアジヒラメイサキクエスズキイシガキダイなどもいる。魚は種類によって、好む居場所やエサに大まかな傾向がある。代表的なものを覚えておきたい。
マダイ
マダイ
全国の海上釣り掘で最もポピュラーな対象魚。海上釣り堀では中層~底にいることが多く、一年中ねらえる。また、練りエサからムキエビやイワシなどの身エサまで、いろいろなタイプのエサに反応する。
ブリ(ワラサ)
ブリ(ワラサ)
カンパチ
カンパチ
ヒラマサ
ヒラマサ
ブリ、カンパチ、ヒラマサは「青もの」御三家。いずれも背中の色が青い回遊魚で、力が強く、ハリに掛かると強烈な引きを見せる。エサは魚の身エサや生きエサ。中層~底にいることが多いが、ブリは表層近くを群れで泳ぎ回ることもある。ブリは大きさにより呼び名が変わるが、特に海上釣り掘に多い60cmクラスは「ワラサ(関東)」「メジロ(関西)」と呼ばれる。ブリは1尾がエサを食べると、周りも興奮して釣りやすくなる。カンパチとヒラマサは、食性はブリと共通だが、カンパチはより底近くにいて非常に力が強い。ヒラマサもブリより下にいて、ハリに掛かるとブリ以上のスピードで泳ぎ回る。カンパチとヒラマサはどちらもブリほどは群れずより警戒心が強い。
シマアジ
目がよく敏感な魚で、マダイよりも上の水面下4~5mの層を群れで泳ぐ。好むエサは練りエサ、オキアミ、ムキエビなど。大型は最大で1mほどになりオオカミと呼ばれる。
ヒラメ
ヒラメ
海上釣り堀では底よりもやや上を泳ぐ傾向があり、生きた小魚が近くを泳いでいると食いつく。そのため青ものを小魚の生きエサでねらっていると釣れることが多い。歯が鋭いので口には注意する。
※このコンテンツは、2016年12月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。