• 釣り方 :

釣り上がりが基本

渓流では、上流に向けて徐々に移動しながらポイントを探る「釣り上がり」が基本。先にその川に入っている人がいる場合は、その人の下流の区間に入るのは構わないが、すぐ上流には入らないのがマナー。もし上流に入る場合は、400~500mの距離を取って入渓しよう。
入渓点は踏み跡が付けられている場合が多い。谷が深く川までに落差がある場合などは、くれぐれも無理な入渓は避けよう
入渓点は踏み跡が付けられている場合が多い。谷が深く川までに落差がある場合などは、くれぐれも無理な入渓は避けよう

上流 or 横に向かってキャストする

上流 or 横に向かってキャストする
渓流をドライフライで釣る場合は、フライを流れに乗せて、魚の上流から自然に流さなければならない。そのためには、自分の斜め上流に向かってキャストする「アップストリーム・キャスト」、自分の真横に向かって投げる「クロスストリーム・キャスト」がおすすめ。魚に警戒心を与えにくく、かつフライを自然な流れに乗せて流しやすくなる。
その際、フライが手前に流れてくるに従って、ラインがどんどんたるんでくるので、キャスト後はフライを動かさない程度に素早くラインを手繰らなければならない。

ナチュラルドリフト

ナチュラルドリフト
川の流れに合わせてフライを自然な速度で流すことを「ナチュラルドリフト」という。これはドライフライの釣りで最も難しい所で、その原因は水面を流れる太いフライラインに引っ張られてフライが動いてしまう「ドラッグ」がかかることにある。
このような場合には、フライをなるべく長時間自然に流せるようにする「メンディング」という作業を行なう。具体的には水面の流れに引っ張られそうになるフライラインを早めに上流側に打ち返すことでたるみを作り、フライに掛かるドラッグを最小限に抑える。
※このコンテンツは、2013年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。