• 釣り方 :

好ポイントを見つけたら
腰をすえてねらってみよう!

ハエウキ仕掛けを使ったオオタナゴ釣りは、マブナ釣り感覚で簡単に釣れる。アタリも分かりやすく、子ども連れでも楽しめるだろう。それに対して世界最小サイズの連動シモリ仕掛けを駆使したオカメタナゴ釣りは、一筋縄ではいかない。今回は、オカメタナゴ釣りの基本ともいえるエンコ釣りのサオ操作を覚えることから始めてみよう。
ハエウキ仕掛けを使ったオオタナゴ釣りは、マブナ釣り感覚で簡単に釣れる。アタリも分かりやすく、子ども連れでも楽しめるだろう。それに対して世界最小サイズの連動シモリ仕掛けを駆使したタイリクバラタナゴ釣りは、一筋縄ではいかない。今回は、タイリクバラタナゴ釣りの基本ともいえるエンコ釣りのサオ操作を覚えることから始めてみよう。
タナゴの遊泳層の違い
タイリクバラタナゴの遊泳層はオオタナゴに比べて高く、上層から深宙のタナに定位していることが多い。最初は水深の半分の宙層を目安に親ウキとイトウキを移動させ、ウキ下を調節してみよう
タイリクバラタナゴの遊泳層はオオタナゴに比べて高く、上層から深宙のタナに定位していることが多い。最初は水深の半分の宙層を目安に親ウキとイトウキを移動させ、ウキ下を調節してみよう
右利きの場合、右手で連動シモリ仕掛けをセットしたタナゴザオを保持し、エサ付けなどの細かな操作は左手を動かすのがセオリーだ
右利きの場合、右手で連動シモリ仕掛けをセットしたタナゴザオを保持し、エサ付けなどの細かな操作は左手を動かすのがセオリーだ
当たり方のバリエーション
江戸前スタイルのタナゴ釣りは、親ウキの下部に並ぶイトウキの微妙な動きでアタリをキャッチするのが基本

A 食い止めアタリ
シモリバランスで少しずつ沈んでいく途中で、突然ふっと止まる

B よれアタリ(1)
親ウキ、イトウキとも、ウキ全体をゆっくり横に引いていくアタリパターン。タナゴの活性が高い時によく出る

C よれアタリ(2)
イトウキだけが横に引かれる、最も多い当たり方のパターン

D 食い上げアタリ
食い止めアタリと似ているが、これはイトウキだけを持ち上げるパターン

E 引き込みアタリ
A~Dのアタリを見逃した後、食い逃れしようとするタナゴの行動がウキに現れるパターン。ハリ掛かりはしにくい。また、モツゴなど外道の場合も、このアタリであることが多い
ねらったピンポイントに集中してエサ打ちを行なう。シモリバランスの場合は微速で沈んでいくイトウキのアタリを注視し続け、親ウキはバランサーの役割と思えばよい
ねらったピンポイントに集中してエサ打ちを行なう。シモリバランスの場合は微速で沈んでいくイトウキのアタリを注視し続け、親ウキはバランサーの役割と思えばよい
好ポイントはここ!
ホソの流れが途切れる通称「オンドマリ」部分は、ほかの個所よりも水深が深いことが多い。タイリクバラタナゴの群れも居付きやすい場所だ。特に水温が下がる冬場は、絶好の着き場といえる
ホソの流れが途切れる通称「オンドマリ」部分は、ほかの個所よりも水深が深いことが多い。タイリクバラタナゴの群れも居付きやすい場所だ。特に水温が下がる冬場は、絶好の着き場といえる
タイリクバラタナゴは、枯れ草や水草など障害物周りの下に潜んでいるケースが多い。水草の隙間をあちらこちらと突っついてみて、小深い穴を見つけることがキーポイントだ
タイリクバラタナゴは、枯れ草や水草など障害物周りの下に潜んでいるケースが多い。水草の隙間をあちらこちらと突っついてみて、小深い穴を見つけることがキーポイントだ
それぞれの婚姻色
オス
オス
メス
メス
タイリクバラタナゴ
タイリクバラタナゴの産卵期は春から秋口までと長く、写真の良型オスにはきらびやかな婚姻色が出ている個体が多い。一方、産卵期のメスは輸卵管を伸ばしている
オス
オス
メス
メス
オオタナゴ
オオタナゴのオスは、メタリックカラーに輝き尻ビレに紋様が出る以外、これといった特徴がない。このメスは産卵が終わったのか、地味な体色だが、オオタナゴの特徴としてエラブタ後方に明瞭な青い斑がある
※このコンテンツは、2012年8月の情報をもとに作成しております。 最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。