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十魚十色のアタリをどのタイミングで合わせるのか

十魚十色のアタリをどのタイミングで合わせるのか
テンカラのアタリはさまざま。最初は毛バリを目で追いたくなるが、テンカラ毛バリは水中に少し沈めて流すことがほとんどなので、すぐに見失ってしまう。
それでは、どうやってアタリを取ればよいのか?

まず視線を一点に集中させず、毛バリが流れているであろう範囲を見る。慣れないうちは、ラインとハリスの接続部あたりを中心に見ているとよいだろう。
アタリの種類を大まかに分けると、まずラインに変化が現われるパターンがある。この場合、ラインがスッと引かれたり、あるいは上流に走ったりするので分かる。何か変化があったら、あわてずに合わせてみればよい。
そのほか魚が確認できるパターンとして、水面下で魚が反転したり、水面を割って出ることもある。これらのアタリはスリリングであり、特に初心者はびっくりアワセをしてしまいがち。しかしテンカラではラインを緩めていることが多く、早アワセは必要ない。ワンテンポを置いた遅アワセを心掛けること。

いずれにしても、テンカラで迷うのはこのアワセ。魚ごとに出方は異なり、適したアワセのタイミングも変わる。こればっかりは、できるだけ川に立ち、経験を積むことが大切だ。
取り込みは、ラインが長いのでまず手でラインをつかむ。それを手繰り寄せ、最後はタモに吊るし込めばよい。
バシャッと魚が出ると、ついつい興奮して早アワセになりがち。そこをじっとガマンして、遅めのアワセを心掛ける
バシャッと魚が出ると、ついつい興奮して早アワセになりがち。そこをじっとガマンして、遅めのアワセを心掛ける
サオの弾力を活かして魚を寄せる。なおテンカラではラインがサオより長いことが多く、最後はどうしても手でラインを手繰る必要が出てくる
サオの弾力を活かして魚を寄せる。なおテンカラではラインがサオより長いことが多く、最後はどうしても手でラインを手繰る必要が出てくる
※このコンテンツは、2012年7月の情報をもとに作成しております。 最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
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