• 釣り方 :

連動シモリ仕掛けで繊細なアタリをとる

仕掛けの準備
フナ釣りといえば、ウキひとつにオモリとハリのシンプルな仕掛けで遊んだ経験のある人も多いだろう。これでもたしかに釣れるのだが、浮力の強いウキをひとつだけセットしていると、小さなアタリを見逃してしまうことが多い。そこで、複数のウキを組み合わせてアタリを出しやすくした仕掛けが考案されている。複雑そうに見えるが、市販のものを入手すれば使い方は特に面倒なことはない。
その仕掛けにもさまざまなバリエーションがあるが、小ブナをねらうなら繊細なアタリも伝えてくれる「連動シモリ仕掛け」がおすすめ。小さな立ちウキの下に羽根ウキやイトウキを5~6個セットした仕掛けだ。
ウキの位置は自由に調節できるため、まずはウキ下を水深と同じ程度にして始めてみよう。フナは底付近にいることが多く、エサをその近くに届けてやるのが基本だ。
連動シモリ仕掛け
連動シモリ仕掛け
フナ釣りの仕掛け
振り出しノベザオを使う場合は、まず穂先のリリアンに仕掛けをチチワぶしょう付けで接続する。そして穂先から順にサオを伸ばしつつ、仕掛けをほどいていく
振り出しノベザオを使う場合は、まず穂先リリアンに仕掛けをチチワぶしょう付けで接続する。そして穂先から順にサオを伸ばしつつ、仕掛けをほどいていく
竹ザオは最初にすべての節を繋いでから、最後に仕掛けを結ぶ。この時も穂先から繋いでいくのがセオリーだ
竹ザオは最初にすべての節を繋いでから、最後に仕掛けを結ぶ。この時も穂先から繋いでいくのがセオリーだ
竹ザオの繋ぎ方
竹ザオの接続部は継ぐ向きが決まっている。サオの節目には「芽打ち」と呼ばれるマーク(写真の丸印の部分)が記されているので、これが互い違いになるように繋ごう。こうすると竹が持っている本来の強度が生かせるのだ
正しい継ぎ方。芽打ちが互い違いになっている
正しい継ぎ方。芽打ちが互い違いになっている
誤った継ぎ方。芽打ちの向きが揃ってしまうのはNG
誤った継ぎ方。芽打ちの向きが揃ってしまうのはNG
ハリスは3~5cm。輪を作ってハリス止めに引っ掛ければセット完了だ。
ハリスは3~5cm。輪を作ってハリス止めに引っ掛ければセット完了だ。
フナ釣りに使うハリの種類は「袖」がオーソドックス(左側)。ただし小ブナ釣りでは掛かりのよい「秋田狐」(右側)を好む人も多い
フナ釣りに使うハリの種類は「袖」がオーソドックス(左側)。ただし小ブナ釣りでは掛かりのよい「秋田狐」(右側)を好む人も多い
仕掛け全体の長さは、サオと同程度にするのが基本。障害物の多いポイントをねらう場合はやや短めでも扱いやすい
仕掛け全体の長さは、サオと同程度にするのが基本。障害物の多いポイントをねらう場合はやや短めでも扱いやすい
ウキ下(ウキからオモリまでの位置)が水深と同じ程度になるように調節するのが基本。なお、ウキがゆっくり沈む程度のオモリをセットし、ウキを水中に沈めて使う方法もある。
ウキ下(ウキからオモリまでの位置)が水深と同じ程度になるように調節するのが基本。なお、ウキがゆっくり沈む程度のオモリをセットし、ウキを水中に沈めて使う方法もある。
これがホソでの探り釣りの定番スタイル。仕掛けなどの小物はウエストポーチやポケットに収納すればバッグも必要なく、テンポよく探ることができる。足回りはスニーカーで充分だが、ぬかるんでいる場所もあるので長靴も用意しておくといい
ウこれがホソでの探り釣りの定番スタイル。仕掛けなどの小物はウエストポーチやポケットに収納すればバッグも必要なく、テンポよく探ることができる。足回りはスニーカーで充分だが、ぬかるんでいる場所もあるので長靴も用意しておくといい
これがホソでの探り釣りの定番スタイル。仕掛けなどの小物はウエストポーチやポケットに収納すればバッグも必要なく、テンポよく探ることができる。足回りはスニーカーで充分だが、ぬかるんでいる場所もあるので長靴も用意しておくといい
※このコンテンツは、2010年11月の情報をもとに作成しております。 最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。