奥多摩の渓流へ
巨岩の連なる多摩川の源
多摩川の支流・日原川が今回の舞台。管理釣り場でありながら、自然渓流の雰囲気を満喫できる釣り場です
え、たったの1℃!?
行きがけに立ち寄ったサービスエリアで、クルマの気温計を見て驚きました。つい1時間ほど前、
ライフDIVAに乗って都心を出発した時はまだ5℃くらいあったのに。道理で寒いはずです。そんなに標高が高くなったわけでもないけれど、少し郊外に出るだけで意外な変化に気付かされます。
変化といえば、奥多摩エリアに近づくにつれて周囲の景色も徐々に移り変わっていきます。山々がぐっと近づいて木々の種類が分かるようになり、道は細くて傾斜を増し、谷底が深くなっていく。さっきまでのっぺりと見えていた多摩川も、いつのまにか渓流らしい顔になってきました。ここが東京都だなんて、ちょっと不思議な気分です。
今日の相棒は、第1回にも登場してくれたマリコちゃん。約9ヵ月ぶりの再会だったけれど、行きの車中ではガールズトーク&恋バナで大盛りあがりでした。眠気などまったく気にせず、あっというまに釣り場に到着!
ライフDIVAは車内が広々としてるから、部屋でおしゃべりしてるような感覚になるんですよね。
前回、
管理釣り場でルアーを使った
ニジマス釣りに挑戦した時はほぼ初心者だったマリコちゃんですが、その後もいろんな釣りにチャレンジしていたみたいです。
「TOKYOトラウトカントリー」に到着。都心から片道2時間程度とアクセスがよく、手軽に日帰り釣行が楽しめそうです
「海で船に乗って、
ヒラメ釣りをやりましたよ~。
アタリはあったんですけど、エサの
イワシをかじられただけで……」
「焦って
アワセちゃった?」
「そうなんです! ガマンしなきゃダメって教わったのに、待てなくて」
「"ヒラメ四十"っていうもんね」
「アタリがあったら40秒待て、ってことですよね」
釣りを知らない人が聞いたら「?」ってなること間違いナシなガールズトーク。だけどこれが楽しい! マニアックだと思われるかもしれませんが、つり女子的には「ヒラメ四十」くらいは常識だよね。釣りにはほかにもいろんな格言があるので、覚えておくとプロっぽい!(何のプロ?)。
Fishing Girl's Fashion
Eriko(右側)
いろんな重ね着が楽しめる冬はオシャレの季節。今日は
Foxfireのエマージェンシーストレッチジャケットをチャコールとピンクの色違いでレイヤードしました
Mariko(左側)
グリーン×ピンクの組み合わせがカワイイ、
FoxfireのエアロポーラスFWクェスタージャケット。アウトドアウェアならではの大胆な配色がお気に入りです
巨岩の連なる多摩川の源
多摩川を上流へずーっと遡ると奥多摩湖にたどり着きますが、今回の釣り場はそのちょっと手前にある支流の日原川。自然の渓谷を利用した管理釣り場「TOKYOトラウトカントリー」へとやってきました。
ヤマメや
イワナのいる渓流はこの時期、ほとんどの釣り場が禁漁になっていますが、ここなら冬のあいだもずっと楽しむことができるんです。釣れるのはニジマスを中心に、イワナも生息しているんだとか。おもにルアーや
フライフィッシングを楽しむための
カンツリです。
「TOKYOトラウトカントリー」は渓谷を見渡せるクラブハウスも人気です。居心地のいい室内で自由に休憩できるから、家族や子供連れでも無理なく楽しめるはず
駐車場から見下ろすと、深く刻まれた谷の間には白っぽい巨岩がゴロゴロ転がっていました。「つり女子活動記」では2ヵ所のカンツリを訪れてきましたが、これまで以上にダイナミックな光景が広がっています。川の流れもかなり速い。けっこう難しそうです。
この釣り場のおもなターゲットはニジマス。ヒットすると果敢なジャンプを見せるファイターです。運がよければイワナが混じるかも!
今回はテンカラの名手・吉田孝さんが釣りをレクチャーしてくれます。
と、川原でサオを振っている釣り人の姿が見えました。その周囲には、ビデオカメラが4台!
実は今回、私たちはテンカラ釣り入門のDVDにも出演することになっているんです。先生はテンカラの名手・吉田孝さん。もちろん、私もマリコちゃんもテンカラは初体験。そもそも「テンカラ」って何? というレベルなんですけど……。
吉田「大丈夫、すぐ覚えられますよ」
よろしくお願いします!
テンカラは初挑戦の私たち。「ビギナー」「寒い季節」「本格的な渓流」……けっこうハードルは高いけど、なんとか1尾釣りたい!
※撮影:浦壮一郎/文:水藤友基
※このコンテンツは、2011年2月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。