SCENE :
3
釣りたてニジマスの炭火焼き!そして大物をねらう2人は……

釣りたてニジマスの炭火焼き!
そして大物をねらう2人は……?

白と黒、ハッキリ違う魚の反応。

白→黒にカラーを変えた途端、このとおり!
白→黒にカラーを変えた途端、このとおり!
同じポイントに同じタイプのスプーンを投げているのに、さっきからマミヤちゃんにはアタリがない。どうしてだろう? こんな時は石川さんのアドバイスを……と思ったら、あれ、いない。実はお仕事の合間を縫って、ちょっとだけ教えに来てくれていたんですね。そもそもこの釣り場は、インストラクターに教えてもらえるシステムにはなってません。自分たちでなんとかするのが当たり前。石川さん、甘えちゃってすみませんでした(笑)。
「やっぱり初めてだし、下手だから……」と凹み気味なマミヤちゃんを励ましつつ、釣れない原因を考えます。こういう時には"チェンジ"が大事。同じ場所にずっとルアーを投げると魚がスレるので、別のポイントに移動してみようかな。……ダメだぁ、やっぱり反応ナシ。「あんまり釣れない状況で、考えて、粘って、ようやく1匹!」という釣りが私は好きなんだけど、これはちょっとマズイなぁ。水中をヒラヒラと泳ぐマミヤちゃんの白いスプーン。アクションも悪くないよね……あれ? そういえば、私は黒っぽいスプーンを使っていたから、水の中でこんなにハッキリ見えなかった気がします。
私が”白”を試してみると……あれ、釣れちゃった? うーん、ルアーの色は奥が深いです
私が”白”を試してみると……あれ、釣れちゃった? うーん、ルアーの色は奥が深いです
動画で解説!
ついにやりました!(16秒)
ついにやりました!(16秒)
実は今回、私のネイルスプーンだけでなく、"ゼスト スパーク"と同じカラーを塗った特製スプーンも用意してました。マミヤちゃんの使っていたのは"プレミアムホワイト・パール"というカラー。視認性は抜群だけど、ひょっとして、この色が状況に合ってないのかも? さっそくもうひとつのゼスト スパークカラー、"ナイトホークブラック・パール"に塗ったスプーンを使ってもらうと……。
「あれ? ……わっ、釣れたみたいです!」
カラーチェンジが大当たり! 上がってきたのは、私が釣ったのと同じくらいのニジマスでした。さっきまでピクリとも反応しなかったのに、色のパワーってすごいですよね。そう考えると、微妙な色合いが作れるネイルスプーンも、うまく活用すればかなり実戦的なルアーになるんじゃないかな。
1匹釣ったマミヤちゃん、すぐにコツをつかんだみたいです1匹釣ったマミヤちゃん、すぐにコツをつかんだみたいです
1匹釣ったマミヤちゃん、すぐにコツをつかんだみたいです1匹釣ったマミヤちゃん、すぐにコツをつかんだみたいです

バーベキューのあとは絶不調……。

いっただきまーす!
いっただきまーす!
釣ったばかりのニジマスは皮まで香ばしい!
釣ったばかりのニジマスは皮まで香ばしい!
気づいたら、もうお昼すぎ。おなかも減ってきたし、このへんでひと休みしますか。私とマミヤちゃんが釣ったニジマスを1匹ずつキープして、流し場でワタを抜いたら、たっぷりと塩を振ります。火加減の調整がちょっと難しいけど、やっぱりバーベキューといえば炭火ですよね。魚を塩焼きにする場合も「遠火の強火」がベスト。炭火でじっくり焼きあげるのがいちばん美味しいそうです。
動画で解説!
あまりのおいしさに大満足(1分16秒)
あまりのおいしさに大満足(1分16秒)
流し場には包丁完備、魚のおろし方まで紹介されてます
流し場には包丁完備、魚のおろし方まで紹介されてます
盛りだくさんのお肉と野菜を焼きながら、そろそろニジマスにも火が通ったかな。ひとくち食べてみて驚きました。ニジマスってこんなに美味しかったっけ? 川魚は淡白な印象があったけれど、素材が新鮮なせいか、すごくジューシーで旨みがあるんです。この釣り場のニジマスはお刺身でも食べられるんだとか。もっと大きな魚が釣れてたら、試してみたかったな~。
午後からは下流側の池で釣りをすることにしました。ここなら、入口の水槽にいたような大きなニジマスも夢じゃないかも。だけど、釣り人の数も川に比べてかなり多いです。ネイルスプーンを試してみたけど、見えている魚は全然反応してくれません。ミノークランクベイトも試したけど、やっぱりダメ。
そこで、タックルボックスに入っていた「フライ付きのスプーン」を試すことにしました。スプーンは5グラムくらいの重さがあるので、今度はバッチリ底まで沈みます。そこから、ゆっくり巻いてくると……ん!? 根掛かりかな。
でっかいニジマスとファイト中!
でっかいニジマスとファイト中!
でっかいニジマスに逃げられた…
でっかいニジマスに逃げられた…
大物をバラした? ニャンてこった
大物をバラした? ニャンてこった
次の瞬間、ラインが走ってロッドが「ギューンッ!!」。ドラッグが「ジーッ!!!」。リールからどんどんラインが引き出され、全然太刀打ちできません。なにコレ!? ロッドを握って耐えているだけで精一杯。右へ左へ自由自在に走られてしまいます。ようやく水面に上がってきたのは、でっかいニジマスだ!

と思った直後、ラインがフッと緩んで、魚の感触が消えてしまいました。やっちゃった……(涙)。リールを巻いてみると、ルアーはちゃんと残ってる。ラインを切られたなら諦めもつくけど、完全にファイトでミスってるよね……。ショックでしばらく立ち直れません……。

動画で解説!
痛恨のファイトミス!(22秒)
痛恨のファイトミス!(22秒)
※撮影:浦壮一郎/文:水藤友基
※このコンテンツは、2010年7月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。