フローターでの釣りの場合、
タックルは8~9フィートの6番ロッドに
フローティングラインの組み合わせがまずはおすすめ。リーダーはナイロンの12フィート5X程度がよいだろう。フライの交換が続いてリーダーの先端が短くなってきたら、適宜5Xのティペットを継ぎたす。フライは
ドライフライを浮かべるほか、ソフト
ハックルを水面下で
リトリーブしたり、あるいは小さめのフローティング
ニンフを浮かべてねらってみるとよい。いずれにしても周囲は草の茂っている土手や湖畔の林が水面までせり出しているところが多くあるので、そこから湖面に落下する陸生昆虫を意識して、#10~18サイズの
パラシュートフライやエルクヘア・
カディスといったフライをメインに用意しておく。岸際を移動しながら一定間隔でドライフライを浮かべて、
ライズがあればその近辺にフライを浮かべてみよう。
桟橋からの釣りの場合は、フローターで使用するのと同じタックルを使ってドライフライでねらうほか、リーダーの途中に
インジケーター(マーカー)を取りつけて、その先にエッグフライやオクトバス・ボムなどのいわゆる
管理釣り場用のフライを結び、水中にフライを漂わせておく釣りも反応が得やすい。その際、フライをインジケーターから離す距離は1mくらいから始めて、反応がなければ徐々に長くしてようすをみてみるとよいだろう。
八千穂レイクでは、釣れた魚は基本的に
キャッチ&リリースすることになっており、フライも
バーブレスフックを使用する必要がある。ただし、魚を持ち帰りたい場合は、管理者にその旨報告すれば一尾まではOKだ。
一年のうちでも高原の釣りが最も気持ちよくなるこの季節。ファミリーでの周辺観光のルートに組み入れるもよし、フローターを使った本格的なフライフィッシングに出かけるもよし。周囲の美しい自然を眺めながら、ゆっくりと楽しい時間を過ごしていただきたい。