新潟港からカーフェリーに揺られること2時間20分ほどで、佐渡島の両津港に着きます。佐渡島は周囲262km、面積855平方kmで、東京23区よりも大きいのです。
佐渡金山、トキ、江戸時代の町並みが残る宿根木などが一般的に有名ですが、釣り目的で訪れる人も少なくありません。日本海に浮かぶ佐渡の海は冷たいイメージがありますが、対馬暖流のおかげで魚種はすこぶる豊富でマグロやシイラ、
ヒラマサなど高水温を好む魚も回遊します。
手軽にねらえるターゲットとしては、
アジ、
シロギス、
メバル、
アイナメ、ホッケ、
アオリイカなどが挙げられますが、佐渡島を代表するターゲットといえば、何といっても
クロダイです。そして、そのクロダイに混じって、これからの夏期は
イシダイが、春と秋には
マダイが接岸し、磯や堤防からも釣れるようになります。佐渡島は知る人ぞ知る「鯛ランド」なのです。
さらにここ数年、磯釣りの人気ターゲット、
メジナの40cmオーバーも姿をみせるようになりました。元々メジナは生息していましたが、釣れるのはほとんど20cmクラスで、良型はいないとされていました。しかし、高水温の影響か年々メジナの型がよくなっていて、今では50cm超も釣れています。