選出の心
前車の車検の予約のはずが偶然の試乗で一気に惚れ込み、ご家族の反対を押し切って今回のお乗換えを決行したFreedKinuyanさん。その魅力は46年クルマに乗り続けているFreedKinuyanさんの常識が覆ってしまったほど。「人生が何度あるの?」と言われながら最後に選ばれたという記念すべきクルマに、今度はご家族が惚れ込んでしまうかも知れませんね!今月の家族会議大賞、おめでとうございました!
車検の予約のはずが試乗することに
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運転免許を18歳で取得してから46年の運転歴(免許取得以降、無事故無違反を継続中)で、クルマという乗り物がどういうモノであるかある程度理解していたつもりでした。しかも過去の所有した事のあるクルマの中には、ミニバンも2500cc車両に4年間、3500cc車両に6年間の運転歴もあります。これらの経験値から、フリード ハイブリッドの試乗車に乗り、過去のクルマの認識や自身のクルマに対する経験値を簡単に崩されてしまいました。
車内空間は、運転席に座っての驚きは、フロントガラスの解放感がいきなり飛び込んで来る広い視野が確保され、しかも外観ボディから見た車内空間(6人乗りとは言っても窮屈で何とか乗れる程度に見えた)とは全く異質の広さでした。身長178cm体重78kgの私がユッタリと、しかも背もたれをある程度倒してのポジションを取っても2列目3列目に余裕のスペースがありました。静粛性と乗り心地については、ドアを閉めた時から始まる、本当に気持ちの良い「静粛性」や、指先で軽く握っていても敏感に反応してくれる「ハンドリング」と「乗り心地の良さ」には更に驚かされました。まるで、日本中の道路舗装技術が向上したのかと思う程「しなやか」で、路面のアンジュレーションを上手く吸収し、このクラスのクルマには無い乗り心地を感じました。乗っていて、「柔らかく」感じるサスペンションなのに、カーブを曲がる時や、車線変更の時にあるミニバン独特の「フラツキ」が感じられなく、安定した車両姿勢が保たれている事が分かりました。
走行性能は、走り始めてまず感じた事は、ミニバンを運転している感覚が全くなく、それまでのフィット ハイブリッドやその他の乗用車にでも乗っているのかと思う程、運転し易いと思いました。それから、更に驚いたのは、試乗前に1.5Lのエンジンとモーターの搭載車と説明を受けており、それも過去の経験値(前車でハイブリッド車も初めて経験)から、ある程度走行性能を想像していました。ところが、アクセルに軽く足を乗せているだけで、車両の重量を全く感じさせない本当に気持ちの良い加速と、少し強めに踏んだ時のパワフルな瞬発力に、『なに?このクルマ!』と思わず言葉に出ました。本当に1.5Lのエンジン?2.0L以上のエンジンが載ってるのでは?と感じました。約20分〜30分弱の短い試乗でしたが、それまでの自分なりのクルマに関する知識や感覚を、簡単に変えられた新鮮な違和感を覚え「脳みそ」が崩壊してしまった貴重な時間でした。
運転したら、誰でも感じると思いますが、なんと言っても上質の「乗り心地」です。安定した車両姿勢を保ちながらカーブを曲がる時や、右左折時のフラツキが感じられません。それに、高級車に引けを取らない「静粛性」が、非常に気持ち良く、自宅のマイルームにでも居るような気持ちにさせてくれています。ミニバンを運転していると思わせない運転のし易さ。女性やご高齢の人はミニバンの運転が苦手とよく聞きますが、僕もこのクルマの運転が楽しく苦手とは感じません。(運転が上手くなったように思います)瞬発力と余裕のあるエンジンが、疲れを感じさせない。パワーが欲しい追い越しや坂道などの時に、少しいつもよりアクセルを踏めば敏感に反応してくれる加速力は本当に胸が透く。(1.5Lとは思えない)
Honda SENSINGは、いつ起こすか分からないヒューマンエラーを、常に見守ってくれている。安全に関する取り組みがHondaのクルマ作りに生かされていると思います。充実した安全機能が搭載されており、乗った瞬間からドップリとクルマに身をゆだねられる安心感があります。過去46年間に14台(フリード ハイブリッドは除く)のクルマを所有した経験では、車両価格と性能がこれ程合わないクルマを持った事がない。特にHonda SENSINGのような安全機能には、相当なお金が掛かるはずなのに、我々庶民が購入しやすい価格で設定されており、価格も性能含めて非常に高い完成度を感じます。

家族の反対を押し切った私とその後の妻と娘は…
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前車、フィット ハイブリッドを購入する時に、それまで乗っていた他社(N社セダンタイプ)の2回目の車検を受けてあまり間がありませんでした。自宅近くのHonda Cars店(Honda Cars 兵庫 尼崎西店)の前を通りかかり、展示されていたフィット ハイブリッドを見て気になり、短期間(約2日程度)で家族に相談も無く購入を決めました。全てを決めて(購入契約も終結した後)家族に説明をする時に、妻からは当時の今のクルマ(N社セダンタイプ)で充分なのに服や靴を履き替えるみたいに、しかも何の相談も無く、簡単に乗り換える意味が分からないと、私の生命に危機が及ぶのではと思う程激怒されました。娘二人からは『我が家は現金を製造する機械でもあるの?』と思いっ切り皮肉を言われました。この時の私の言い訳は「残りの人生『この時60歳』を考えれば、このクルマ フィット ハイブリッドが人生最後のクルマ」で、既に契約を行っており理解して欲しいと伝えました。(この時点で、完全に家族内で孤立状態)それから3年が経過し、車検の予約に伺った店でフリード ハイブリッドの試乗をした後から、「絶対に欲しい」という気持ちがメラメラと燃え上がりました。
そもそも、試乗した当日は前車の車検の予約の為にお店に伺っており、妻にも車検予約にHonda Carsに行って来ると伝えて家を出ました。試乗を終えて、帰宅した日の夕方には前回のごとく家族に相談も無く、早々に購入を決めてしまいました。(担当のセールスKさんや、T店長の細やかでユーザーの立場に立たれた対応があった為)それから数日経過し、妻からは『いつ頃車検を受けるの?』と聞かれ一瞬『ドキッ!』として、このタイミングでフリード ハイブリッドを購入する事を伝えなければ、結果は恐ろしい事になる想像がついていましたので、全てを自白してしました。案の定、妻からは『あ〜ら、あなたの人生短いのねぇ〜?人生最後のクルマって3年前に言った言葉はな〜にだったのかしら?』と、これ以上この世に存在する言葉が無い位の皮肉を、思いっ切り言われました。私は、『本当に今度が人生最後のクルマ』と妻に言うと、『いいわね〜人生最後が何度もある人は〜!』とまたまた罵詈雑言の嵐が吹き荒れ、顔は鬼の形相で頭からツノの上に又ツノが出ているように見えました。娘達から、二人が顔を見合わせて『お母さん、我が家はやはり現金製造機があったんだねぇ〜』と、その場から逃げたくなるような皮肉の連続でした。しかし、自分としては、何としても本当に人生最後のクルマであると心を鬼にして、家族からの長時間の波状攻撃に耐え栄冠を手に出来ました。(チョー嬉しいです。今も)
前車のフィット ハイブリッドの初回車検も受けないで、フリード ハイブリッドを購入する必要が無いし、膨大な無駄遣いと家族は全く理解してくれませんでした。しかし今は、一度に乗れる人数では「丁度いい」クルマとして認識を変えてくれていると感じています。夫婦だけの使用であれば、妻のクルマのN-WGNだけでも充分ですが、娘夫婦に孫まで乗って出掛ける時は、どうしてもフリード ハイブリッドのようなミニバンが必要になります。購入して実際に使い始めて、特に妻には理解出来たようです。娘達も、何もコメントはありませんが、必要な時に一緒に乗車して理解しています。
購入して直ぐに、一泊二日のプチ旅行へ妻と出掛けましたが、購入時の激戦を交わした「鬼」からは、想像外の言葉があり、『凄く視界が良く気持ちいいわねぇ〜』と運転しながら、妻から激戦の第二部が始まるのかと少し緊張していました。この言葉を妻から聞いてから、今日が終戦記念日になると感じました。娘達は、納車されたクルマを見て一言「どうせお父さんは、人生最後のクルマが又出来るよ」と、笑いながら言われました。でも、本当に人生最後の、最高のクルマと思います。気に入っている所は、非常に沢山ありますので代表的な所では、優れた「静粛性」と「レスポンスの高いエンジン」「ハンドリング」の楽しさ。ミニバン独特のフラツキが非常に少ないので、安定した車両姿勢が保たれる。しなやかな「乗り心地」は絶品です。購入して8ヶ月になりますが、今でも乗るたびに気持ち良く乗り心地を楽しませて貰ってます。

決定の決め手
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私の体格は、日本男子の平均的な体格と思います。この体格の大人が乗っても、窮屈とは思わず足を曲げる必要も無い状態で、楽に乗車出来る本当にオーダーメイドのような丁度良い空間が、運転席や助手席、二列目三列目シートにも確保されている。前項でも記載しましたが、アクセルに軽く足を乗せているだけなのに、スムーズにストレスなく気持ちよく吹き上がるレスポンスを持ったエンジン。それでいて、少し強めにアクセルを踏んでも、気になる程のエンジン音は無く、1.5Lとは思えない瞬発力と加速性能は、丁度良過ぎる走りと安全性に特化したこれがHonda車だと感じました。
試乗の時、外観から感じた車内空間と、実際に運転席に乗った時の車内空間との違いに、新鮮な違和感を感じました。(何故、外から見た時と乗り込んだ時の広さの感覚が違うのか?)乗り心地は、まるで高級車にでも乗っているような、何とも言えない本当に丁度よい「しなやかさ」があり、恐らく乗った人のほとんどが、感じられる感触と思います。反面、適度の速度でのカーブや右左折時に感じられる、ミニバン独特のフラツキも無く、非常に安定したサスペンションだと感じました。少々の路面の悪い所の走行も、しなやかなサスペンションが上手に路面の悪さを吸収してくれています
2017年7月から毎日乗っていますが、一日中乗っても「乗り飽きない、疲れない、楽しい」と感じています。しかも、購入当初より益々このクルマが好き(好きな気持ちが日々増幅中)になりました。実際に、出勤時は別として帰宅の途中には、真っ直ぐに帰らず用事も無いのにプチドライブを楽しむように遠回りをして帰る事が非常に多い。(少しでも乗っていたいし燃費も良いので)試乗の時にHonda SENSINGの説明を受けたが、走行が短時間だったので、余り確かめる事が出来なかったのですが、しかし毎日乗れるようになり、今はHonda SENSINGが、乗車中の全員を見守ってくれている安心感があります。運転席に座ったら、クルマから『安心してね〜。ちゃんと見守っているよ。でも安全運転してね!』とクルマからの声が聞こえるような気持ちになります。走行中も、車線の中心へ導いてくれ、急な割込みがあっても適切に反応してくれ、一般道路や高速道路など場所を選ばす、安心して乗せてもらえる、本当に頼れるヤツですよこのクルマは。
普段は通勤がメインですが、趣味のゴルフや写真撮影などで、いつも付き合ってくれています。(可愛くて仕方がありません!)それから、時間のある時は目的地を決めないで気ままに銭湯巡りや、珍しい食べ物を求めて日帰りソロドライブ(頻繁に行きます)を楽しんでいます。フリード ハイブリッドが大好きなので、時間があれば一緒に側に居るか、気ままなドライブを楽しんでいます。(いつもピカピカです)また、友人を良く乗せますが、ほとんどの友人達は(静かな車内で気持ちいいし、外からみた目より車内は広いねぇ〜)といってくれます。
クルマは、私には本当に大切で無くてはならない相棒です。可愛くて仕方ありません。運転席に座った時、大げさではありませんが、何とも言えないホットさせてくれ、僕を包み込んでくれるように感じます。子供の時に、欲しい物が手元に入ったら、本当に嬉しく喜んだ新鮮な気持ちと同じように思っています。今年64歳になりますが、若かりし頃に「恋」をした気持ちと同じくらい「惚れた」クルマです。この相棒のお蔭で、何処に出掛けるのも苦にならないし、アクティビティを持った、夫であり父であり、じぃじぃで居られます。朝、新聞を取りに外に出たら、カーポートに、お利口さんにしているフリード ハイブリッドを暫く眺めるのが好きです。眺めているだけでも凄く癒されます。まるで恋人に言うように『おはよう!今日も一日宜しくね〜』と心で声を掛けて楽しんでいます。(いい年して、フリード ハイブリッドの前では、まるで子供です)
今もすでに一緒に行っていますが趣味のゴルフや、写真撮影それに家族での旅行など、常にコイツと行動を共に出来る予定を作り益々一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っています。これからは、「車中泊」に挑戦してみたいと思っています。