選出の心
お乗り換えを決めたまめしばさん、まず最初にしたことは奥様に対する家庭内での営業。 その壁を乗り越え、かつてF1で熱狂したHonda車へ。 そして、出会ったのは蝶の羽のように魅惑的な色をまとうクルマでした。 ご家族の未来に思いを馳せながら、トータルデザイン、燃費、すべてにおいてベストマッチというクルマを手に入れたまめしばさんへ、今月の家族会議大賞をお贈りいたします。おめでとうございました!
最初の難題、家庭内営業
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まずどうやって妻をディーラーまで連れていくか、これが難題でした。財布の紐を管理しているのが妻なので、妻の了解は必須、下の子が中学生になり、これからますます教育費にお金がかかる時期だったので、なおさらでした。
まずは6回目の車検を迎えていたS社のスポーツワゴン。これまで大きなトラブルもなく乗ってきました。車検の見積りを取ると部品の交換が必要とのこと。この時にS社の営業マンからは、これから修理が嵩んでくるので、この機会に乗り換えた方がよいと言われていました。
帰宅して、妻にこのセールストークを話してみると、意外にも乗り換えてもいいという返事があり、びっくりしました。これから教育費がかかってくるので、その前であればというのもあったかもしれません。しかし!!予算を聞いてこれまたびっくりしました。
とりあえずネットを駆使して、その予算で買える車を探してみました。しかし、どう考えても中古車しか買えない金額でした。中古車だったら、今の車と変わらないし、またいつ修理代が発生するかわからない、それだけの金額をかける必要があるのかと妻に話しました。そうしたら、なんと予算が倍になりました。この時ばかりは、カミさんが神様にみえました。
この段階で妻も買うことを了解しているので、ディーラーに連れていくという難題をクリアすることができました。
車検も近かったこともあり、「早く決めないと」と妻は思っていたようです。基本的に、妻は金額と私が気に入った車であれば良かったようで、ディーラーで見たヴェゼルはあまり記憶に残っていないようでした。

魅惑的なブルーに惹きつけられて…クルマの進化にびっくり
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当初ディーラーに伺った時には、予算的にフィットしか選択肢がなかったため、フィットを試乗させてもらいました。コンパクトでありながら、若干アイポイントが高く、運転しやすかったのを覚えています。しかし、10年以上もワゴンタイプに乗っていたので、何か物足りなさというか、新鮮さを感じることが出来ませんでした。次に乗る車も、長く乗ることが前提だったため、妥協はしたくないと思いました。いつかは乗ってみたいと思っていたのがSUVでした。HondaではコンパクトなSUVがあったことを思い出し、予算的には超えていましたが、試しに見せてもらいました。
車幅が1770ミリもあり、今まで5ナンバーサイズしか乗ったことがなかったので、その存在感に圧倒されました。また後ろのドアのハンドルがCピラーと一体になるように処理されていて、SUVでありながら、クーペにも見えるデザインで、すごくカッコいいと思いました。
そしてインテリアでは、ダッシュボードやドアパネルにはソフトパッドがあしらわれ、エアコン操作パネルはタッチパネル式になっていて、車内全体が上質な空間になっていました。
試乗させてもらうと、排気量1.5リットルとは思えない力強い走りで、余裕を感じさせてくれました。アイポイントもセダン+100ミリくらいに設定されていて、見晴らしがよく運転しやすいという印象を持ちました。また試乗中も営業マンが、アイドリングストップやブレーキホールドなどいろいろな先進機能を説明してくれ、車の進化にびっくりしていました。
試乗車がモルフォブルー・パールということもありましたが、カタログには魅惑的なブルーと説明書きがあり、実車をみるとまさにその通りでした。光の当たる角度で色が変化し、とても惹きつけられる色でした。この時モルフォブルー・パールしかないと思いました。

決定の決め手!
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ヴェゼルは前、横、後、どこからみても妥協のない力強いデザイン。SUVでありながら、流れるようなラインを纏ったデザイン。全てがカッコいいです。このデザインにモルフォブルー・パールの組み合わせは最強です。
ガソリンの価格も不安定なので、燃費も重要な要素です。ガソリン代ばかり気にして、車に乗らないのは本末転倒です。運転して楽しい、ワクワクする車が一番だと思います。
燃費も高速で16km/Lだったので、びっくりしました。非常に満足しています。
1990年代のF1マククーレン・ホンダ全盛期、深夜のテレビ放送をみて熱狂していました。鈴鹿でのワン・ツーフィニッシュには涙しました。Hondaのエンジンは速くて、圧倒的な強さで、日本の技術力の高さを世界にアピールしていました。そのF1の技術を注ぎ込んだVTECエンジンは、本当に魅力的で、いつかはHondaのシビック SiRやインテグラ XSiの1.6リットルで160馬力のVTECエンジンに乗りたいと思っていました。20年以上かかりましたが、ようやく念願が叶いました。今では速さではなく環境に配慮したエンジンとなりましたが、世界に誇れるエンジンをHondaはつくっていると思います。

特に気に入っている点や便利だと感じている点は、クルーズコントロール。高速道路の坂道でもアクセルを踏まなくても速度を維持してくれるので、ハンドルとブレーキに集中出来て、どこまでも遠くまでいける気がします。
また、ヒーテッドドアミラー。この機能は視界をクリアにし、車線変更などに非常に役に立っています。
そして、スマートキーです。ドアの開錠と施錠、エンジンの始動もキーを出し入れすることなくできるので、大変便利です。ただし、まだ慣れていないせいか、どこにキーをしまったのかわからなくなる時があります。
後部座席が跳ね上げられるので、背の高い荷物などを積むことができるので、便利そうです。まだ積んだことはありませんが…。Hondaにしか出来ないセンタータンクレイアウト、素晴らしいです。
そうそう、新しい車になったので、久しぶりに家族4人で温泉旅行に出かけました。子供が後部座席に座るのですが、最初「ドアがない?」と叫んでいました。ドアノブに気づかなかったと思います。また後部座席に座ったらアームレストもついていて、リクライニングするので、ゆったりできて楽だとも言っていました。とにかく前も後ろも広いです。

私にとって、車とは思い出をつくるもの。これまでも車でいろいろなところへドライブに行きました。京都や富山までの夜通しのドライブ。サービスエリアで仮眠して、目覚めたときにみた日の出が綺麗でした。結婚して、子供が生まれ、ずっと車とともに生活してきたので、これまで乗ってきたどの車も思い出がたくさん詰まっています。
主な用途は年1・2回の家族との温泉旅行と週末のショッピングモールなどへの買い物ですね。あと子供の塾の送り迎えにも活躍しています。しばらく行っていませんでしたが、スキーにもまた行きたいですね。
これからはこのヴェゼルで、家族とともに、新しい思い出を作っていきたいです。これからも大事に乗っていきたいと思います。メンテナンスなどよろしくお願いします。有難うございました。