クリーンディーゼルやダウンサイジングターボについては、僭越ながら以前にターボ車のオーナーになったこともあり、排気量に対するターボ車のパワーは優れている事は経験としてあります。これらディーゼルやダウンサイジングターボといった風潮のイメージは、欧州からの影響がとても大きく長距離をクルージングするのは適していると思いますが、都市部での走行は頻繁な信号での停止があるため、日本的に成熟してきた車として、生活環境的にはハイブリッド車ではないかと思っています。スタート、走行、減速、ストップをエンジンとモーターでエネルギーを効率的に使用できることは素晴らしい技術だと感じています。ハイブリッド車とガソリン車の比較で走行距離が多くないと車の価格差のメリットがないと聞きますが、未来へ残すべきエネルギーの消費の無駄を低減することは変えることのできないメリットだと思います。

いままでの車がミニバンということもあり、乗換えによる懸念点は前席、後席の快適さが家族から求められていました。フィットは街で良く見かけるので、多くの人が所有するハイブリッド車として候補と考えていました。また、シャトルは最近でたばかりで、新車種としてとても気になる存在でした。試乗をフィット、シャトル、ヴェゼルの順で行った為、静寂さやスペースが順に上質に感じられることを認めざるを得ませんでした。ハイブリッド車のフィットを選択基準と考えていたのですが、ヴェゼルに試乗したらスタイルやインテリアも含め、一択となりました。フィット、シャトルとも後席でもゆとりがあり、外観の印象より良かったのですが、ヴェゼルにおいては、後席に乗っている家族はミニバンの時より広いと言います。 外観からは考えられない感想でした。

ヴェゼルはインターから高速道路本線に入る時の加速が、優れていました。全くストレス無く合流ができます。また、峠のカーブでも挙動に全く乱れがなく、気持ちよく運転できます。 AWDやVSAのおかげかもしれませんが、家族もとても安心して乗車できるといっています。
また、都市部でも低燃費であることでハイブリッドを選択したのですが信号の少ない地域は、驚くほど燃費がよく、カタログ値程もいったのはおどろきでした。
運転時に特に強くエコを意識しなくても、燃費が良く、マルチインフォメーションディスプレーに動作が表示されて、エンジン、モーターのどれで走行しているのかわかり、楽しいです。どこに入っているかを確認しなくとも良いシフト操作も良いです。手元を目視せずに操作できるのは、快適であり、安全です。オートブレーキホールドも停止後にブレーキを踏み続ける必要がなく街乗りでは本当に便利です。