選出の心
車は仕事になくてはならない大切な“相棒”というだけあって、深い造詣と審美眼をお持ちのREV4T300Rさんが久しぶりに“心ときめくクルマ”に出会いました。その車は新型オデッセイ アブソルート。車が大好きなREV4T300Rさんならではの車選びの基準、新型オデッセイに出会うまでのエピソード、その魅力とは…?くまなく語っていただいたREV4T300Rさんには、クルマ家族会議大賞をお贈りします。まずはおめでとうございます!
一目でズキューン!と心臓を撃ち抜かれた新型オデッセイ
実はHonda車について、あまり良い印象を持っていない時期がありました。10年以上も前になりますが、シビックに乗っていたときに山道で力不足を痛感しまして…。でもスタイルは昔からカッコよくてとても好きでした。
今までいろいろな車に乗りましたが、ひょんなことから中古車ながらグッドコンディションのエディックスを購入することになりまして。エディックスがいわば新型オデッセイと僕を出会わせてくれた。このエディックスが非常に良いクルマで、母も「いつも後ろで一人で退屈だったけど、この車はいいね〜」と大好評。その時にワゴンっていいなって感じました。そんな家族にも好評のエディックス、まだまだ乗り続けるつもりでした。なのに新型オデッセイが発売されると知るやいなや、気になって仕方がありません。発売されると早速近くのHonda Carsに展示車を見に行ってしまいました。「一目惚れ」ですね。FCXクラリティを髣髴させるフロントマスク、ボリュームがありながらも精悍な佇まいに心をグッとわしづかみされました(笑)。以前のオデッセイに比べ、新型オデッセイには鋭い眼差しを感じました。もう心臓を撃ち抜かれたも同然、速攻で試乗の予約を入れていました。
「やんちゃな人間はアブソルート!」この言葉で購入を決意
いろいろな情報を収集するにつれ、「オデッセイを買うならアブソルート」という気持ちになっていたのは正直なところあります。ただ実際のところ、レースをするわけではないので、ノーマル系とどれほどの違いがあるのか?まず私だけでMを試乗。しっかりしたサスペンションなのに、乗り心地が素晴らしい。高い静粛性を維持しながら、エンジン性能は全く問題ないと思いました。しかしどうしてもアブソルートが気になって仕方がありません。雑誌などでアブソルートの足回りはベタ褒めされてましたので。そこでさらにアブソルートの試乗車のある他店舗に試乗の予約を入れました。
今度は、家内と一緒にタイプMとアブソルート両車種を乗り比べ。まず、フロントシート。大して変わらないだろうと想像していたのですが、アブソルートの方が明らかにホールド感に違いを感じました。クッションが若干固めでいい感じです。18インチタイヤの影響もあるのでしょうが、不思議とゴツゴツ感はありません。家内もアブソルートの乗り心地のほうが好きだといっていました。
タイプMの静粛性がとても心地良いものだったので、「アブソルートで感覚性能を高めるために静粛性を犠牲にしているのだろう…」と考えていたのですが、その心配もすぐにどこかへ飛んでいきました。確かにアクセルを踏み込むとタイプMとは異なる加速音が……。ですが、これが気持ちいいんですよ!Hondaの技術者の目論見どおりに感じてしまった自分が少し悔しいです(笑)。オデッセイのウェブコンテンツにある「土屋圭市氏のスペシャルインプレッション」通り「やんちゃな人間はアブソルート」、このフレーズにまんまとはまってしまったわけです。
決定の決め手!
すべてが気に入っています。ボリュームがありながらも精悍なスタイル、アブソルートの加速音と排気音、そして感性に訴える走行性能。これに尽きますね。近いうちにアブソルートの走りを試すべく高山に行きたいです。今は東海北陸道が開通し短時間で行けますが、行きは下道を走りたい!昔バイクでよく走った道ですが、せせらぎ街道という素敵なワインディングがあるんです。ぜひアブソルートの走りを楽しみたい!でも「インターナビ」のシーニックルートを使えば、もっといい道を案内してくれるかも知れませんね。愛犬のこはるは車酔いをしてしまうのですが、オデッセイなら大丈夫かな? 僕専用車だけど、オプションでつけたマルチビューがあるので、家族が「私にも運転させて!」と言い出しそうな予感です(笑)。