選出の心
車のハンドルを握ると人格が豹変する、という話はたまに聞きますが、車の買い替えを決めたら豹変したというのがなんともユニークで、それが今回の選出のポイントとなりました。でも、ご主人がそれまでは朝なかなか起きなかったのにきちんと起きるようになったのは、ちょっとした収穫では? 私は小さい頃、平日はなかなか起きられないけど休日になるとなぜか早く目が覚め、遊びに行きたくてウズウズしていたことをふと、思い出しました。楽しみなことがある時は目覚めが良くなるんですよね。ご主人の気持ち、少しわかります。

朝の起床はその後も続いているといいですけど、今はいかがですか? フィットに乗るのが楽しみでちゃんと起きられる、なんてことになってるといいな、と思います。ご家族が楽しいカーライフを送れることを心より願ってます。夫はクマチャンさん、おめでとうございました!
買い換え決定で夫が豹変!?
2年半前、出産を機に某社の新車を購入しました。初めて親になる私達は、頑丈で安全な車が一番、と考えてとにかく張り切っていたのです。夫はあまり必要ではないと思われるサンルーフや肘掛をオプションでつけ、快適ではあったのですが、燃費が悪く、維持費も高い。そこで、今年は車検もあることだしコンパクトカーにしようか、ということになったのです。私は車に疎く、経済的で安全に走れれば…といった具合で、夫も普段車について熱く語るタイプではなかったので私と同じだろうと考えていました。
ところが、買い替えが決まったその日から夫の様子が変わったのです。ディーラーを廻りカタログを集め、毎日カタログを眺める「カタログマニア」になったのです。それだけではなく、突然放心状態になったと思ったらニヤニヤしだしたり、挙動不信な様子が見受けられるようになりました。聞けば、「乗ってるところを想像していた」と言うのです。私は初めて夫を「怪しい」と思いました。そして、私を捉まえ車について延々と語り夜が更けていく毎日が過ぎていきました。いつもは揺すっても叩いても乗っかても朝なかなか起きない夫が朝ムクッと起きてカタログを眺める姿には、びっくりするよりも、「起きれるなら毎日ちゃんと起きてよね」と呆れました。
第一印象でほぼ決定
そんなことが続いていたある日、家族でHondaのディーラーにふらっと立ち寄ることになりました。そこで、出逢ったのです、フィットに。まさに、「シンプル イズベスト!!」が第一印象でした。親切丁寧なセールスマンの方の説明に私は、フィットがいいな、と心の中でいました。また、シートアレンジや細かなこだわりに夫も「oh!!」といった感じで、くるくる眺めたり座ってみたりしてお気に召した様子でした。可愛すぎないボディは、大柄で毛深い風貌の夫が乗っても全く違和感がないのです。大き目のシートは夫の大きなお尻を優しく包みます。まさしく、夫にフィット!! でした。
しかし、やはり車選びは慎重に。ということで、候補にあがっていたM社やN社、T社のコンパクトカーも検討するべく、ディーラーを廻っていました。でも私の心の中ではフィットという気持ちで固まっていたので、他の車の話をしてもあまり乗り気じゃない私の態度に夫も察していたらしく、「もう一回Honda行こうか」ということになりました。そして、その日に契約したのです。
決定の決め手!
「いいと思ったら今日決めていいよ。今日は大安だし」と夫が言ったのは、我が家では物の購入に関しては私が最終決定するというシステムを採用しているためです。車の性能はもちろんセールスマンの方の熱意も決め手になりました。

その後の夫

購入が決まった途端、夫はフィット以外の車のカタログをすべて捨て、フィットのカタログを熟読し、フィットに関する情報をインターネットで集めて納車を心待ちにしていましたが、先日、遂に納車の日がやってきました。子供が遠足を心待ちにするように「明日、納車だね」と言っていた夫は、当日体調を崩しました。よくあるパターンをそのままなぞらえた夫には本当にウケます。ですが、夕方の納車までには体調を取り戻し、新しい愛車を手にしました。2歳の娘は「車買ってきたの?」と簡単に言ってのけました。まだあまり運転しないまま夫は出張になりましたが、これからのカーライフを楽しみにしています。