選出の心
今回はピヨコンさんの、10年もの間オデッセイに恋こがれ続けたその思いと、恋を成就させるために傾けた情熱が、選出の決め手となりました。
「いつかはオデッセイ」の「いつか」が今じゃないか!? と思った時の興奮に始まり、目の前に立ちはだかる奥様という大きな壁を乗り越えこえた経緯があったからこそ、購入が決定した瞬間の感慨もひとしおだったことでしょう。成就したオデッセイとの恋が末永く続くことを願ってます。ピヨコンさん、おめでとうございました!
いつか…って、もしや今?
新型オデッセイが発売されると知った時、初代・二代目と続いたデザインやコンセプトが気に入っていた私は、新型がどう変化するのか期待と不安が入り混じった気持ちでいっぱいでした。なぜなら、初代が発売された頃にオデッセイを見初めてから10年越しで恋し続けていたのです。当時はバイトに明け暮れていた大学生で、自分がオデッセイに見合うには程遠いように思われ、「いつかはオデッセイ」そう心の中で思っていたのでした。

発売が決まってからは、車雑誌を読み漁って情報収集の日々。ますます理想の車に近くなっていることに期待感は高まっていきました。この頃から私の中で「いつかはオデッセイ」の言葉がぐるぐる回るようになりました。乗っていたCR-Vのタイヤの買い換えもそろそろだし、2度目の車検も夏に控えています。

「いつか…って、もしや今のことではないか!?」

新型オデッセイを前に私の心はグラグラ揺れていました。
焦がれた相手が目の前に、しかし妻は…。
ある日、妻と買物に出かけた帰りにスーパーの向かいにあるHondaクリオ店が目に入りました。ショールームには、新型オデッセイの姿が! 妻を誘って店内に入り、営業の方の勧めで試乗することに…。

新型オデッセイが「運転が楽しい」と心から思えた車であったことに感動しました。この車でスキーに出かけることや、長距離ドライブを楽しむことを想像しただけでわくわくし、終始顔が緩みっぱなし。10年恋し続けてきたオデッセイが、こんなにステキに変身して私の前に現れてくれたことが嬉しくて仕方がありませんでした。
しかし、妻は試乗したからと言って買い替える気になったわけではありません。「まだウチのCR-Vは十分乗れるからね」と釘を刺すような一言が。「やっぱりダメか」諦め半分ではありましたが、諦めとはまた別に、何とか妻を説得してやろうという気持ちが日に日に強くなっていきました。
妻の妊娠でチャンス到来!
妻を説得しようにも糸口が見つからず、ただただカタログを眺める毎日が続いていました。そして試乗してから一ヶ月後、妻の妊娠が発覚。その日から家族が増えることを前提にいろいろな話をするようになりました。

そんな時、「チャイルドシートって結構、場所をとるんやね」ベビー&チャイルドシートのカタログを片手に妻が言いました。チャイルドシートを取り付けると、5人乗りの我が家のCR-Vでは両親を乗せることができなくなります。

キラーン☆チャーンス!!!

この時ほど私の目が鋭く輝いたことはないでしょう。オデッセイのこと、車検やタイヤのことなど、私は妻に熱く語りました。しかし妻は自分も運転をするため、オデッセイがCR-Vに比べて車格が大きいということが一番のネックに。これについては二度目の試乗時に、バックモニターを利用すれば妻が苦手とする車庫入れもかなり楽にできるということや、車幅はCR-Vと大差ないということが分かり、「これやったら、私にも運転できるかもしれへんなぁ」と安心感を抱いたようでした。
決定の決め手!
そして運命の日。まだ(妻の)購入の決心がつかないまま、CR-Vを購入したディーラーに足を運びました。そこにあったのは、メテオールシルバー色のオデッセイ。インテリアカラーはモーブ。以前試乗したときとは全く違った印象でした。

「この色いいやん!!!」たまたま出会ったメテオールシルバーが、迷っていた妻の心を鷲づかみにしたのです。長い付き合いの営業マンに条件面を頑張ってもらった上に様々な心遣いしていただき、とうとう妻が購入の決断をしました。よっしゃー!遂にこの時が来たぁぁぁ!!!」長い間思い続けてきただけに、感激もひとしおでした。決心を固めてくれた妻にとにかく感謝です。10年間恋し続けてきたオデッセイ。これからは愛情をたっぷり注いでくつもりです。