選出の心
クルマ家族会議に寄せられる投稿は「欲しいクルマを手に入れるため」の苦労話がほとんどなのですが、ひでぽんさんは「欲しいクルマを手に入れられなかった」話なんですよね。
ご希望のクルマではなかったため、最初はかなりガックリされたようですが、Honda車オーナーとなられた後はその良さを理解していただき、現在はとても満足されてらっしゃるとのことで、事務局もうれしい限りです。こういう出会いもあるんですね!
その後もご家族で遠出されたりしてらっしゃいますか? ご家族の「楽しい移動」の場として、今後もステップワゴンが活躍することを願っています。ひでぽんさん、おめでとうございました!
クルマのご購入を考えたキッカケ
まず各メーカーのミニバン、もしくはワンボックスカーの代表株の車のカタログをインターネットで取り寄せました。自分が乗った時に一番合っていそうな車をイメージしながら、カタログに穴が開くほど見比べて、消去法でいくつか絞り込みました(エンジンスペックだの、内装だの、外見だの、そして昼寝が出来そうかなどなど)。時々娘(中一)に「この車どう?」などとカタログを見せてはああでもない、こうでもない、と討議したりしているうちに、最終的には自分が一番長い時間乗るのだから、なるったけ豪華で馬力があって見栄を張れる車、ということでア○フ○ード(自分)、お尻が丸っこくて、縦長のテールランプが魅力的でどことなく憎めない、ズックのようなスタイリングのステップワゴン(妻と娘二人)という事になった訳です。

しかし、実物を見れば妻や子供たちも私に賛成してくれると思ったのが、裏目に出てしまいました。なぜかって、彼女たちの価値観を甘く見ていたんです。
ご購入に至るまでに起きた波乱万丈のストーリー!
まずア○フ○ードを見に行きました。私は静かで、運転手付きのお金持ちにでもなったかのように錯覚してしまいそうな気分になりました。妻たちも「高級なリビングルームに居るような気分」と悪くない反応。まあいいかなあとも言っていましたので、もうこれで良し、と思って家に帰ろうと車を走らせていると、「ステップワゴンは?」と女房。

しぶしぶディーラーの方に「あのーステップワゴン試乗したいんですけど」と投げやりな私に対し、妻たちはいきなり「この車お尻がセクシーで可愛い、さっきの車よりいいじゃない」ですって…。

ステップワゴンの試乗時は、自分の思いどおりにならなかった事でムカムカしていて良く覚えていませんが、結構車内が静かだった事と、自発光メーターが綺麗だったのが印象に残っています。妻と娘達は、遠足に行く途中のバスの中のようなわいわい、きゃあきゃあと騒いでいて、既に自分の家の車のようなはしゃぎぶりでした。

家に着いて、結果は判っていたけど多数決で決める事になりました。家族は4人。女3、男1。もちろんその男は私ですが、結果は3対1でステップワゴンに決定。
決定の決め手!
それはもちろんセクシーで可愛らしい丸っこいお尻…。

ガックリから満足へ。この車を選んで正解!

最初はなんかがっくり力が抜けてしまってまあ新車に乗れるんだからいいやぐらいにしか思っていませんでした。納車は夜で、プリモ店から妻と二人、子供の塾へ取り急 ぎ迎えに行く途中「そのメーターやっぱりあの車のメーターより綺麗だね」と妻。
そう言われてよくよく見てみると、何となくスッキリとしていてごちゃごちゃしていない綺麗さがあっていいじゃん、エンジンにしても滑らかに、人間の五感をくすぐるような吹け上がりをしてとても気持ちがいい。

先日新潟まで泊りがけで旅行に行ってきました。ほとんど高速でしたが、トルクがあって山坂道がとても楽なため、往復で600キロちょっとありましたが、疲れませんでした。運転中、嬉しくなってニタニタしていると妻が「なに笑っているの? 気持ち悪い、なんか悪い物でも食べた?」ですって。最後に今思えば豪華さより「家族みんなでどこ行こう!」的な、楽しく移動できるこの車を選んで正解でした。もちろん妻や娘二人も大満足です。