| 3作動メカニズム |
このMC-ALBは、制動時のホイールロック現象を、車輪より増速回転されるフライホイールタイプの高感度回転センサーにより検出し、ブレーキ系統の液圧を直接減圧制御し、同じく車輪によって駆動されるポンプで、圧力回復をはかるタイプのアンチロックブレーキシステムです。以下、基本作動パターンを示します。
| (A) |
は通常制動領域 |
| (B) |
はフライホイールと車輪の相対速度差によりダンプバルブが開いた液圧解除領域 |
| (C) |
は車輪が回転復帰し、ダンプバルブが閉じてポンプが作動する昇圧領域 |
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●基本作動パターン |
| 1… |
車輪の急減速による、フライホイール移動開始点 |
| 2… |
ダンプバルブ開き液圧解除開始点 |
| 3… |
ダンプバルブ全開点 |
| 4… |
車輪の回転復帰(加速)開始点 |
| 5… |
フライホイール復帰移動開始点 |
| 6… |
ダンプバルブ全閉、ポンプによる昇圧開始点 |
| 7… |
フライホイール加速(増速)開始点 |
| 8… |
フライホイールと車輪の回転同期点 |
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 (図-6)
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| ● |
通常制動時のブレーキ液圧状態(作動領域(A)) |
ブレーキロックを起こさない通常の制動時、マスターシリンダーからのブレーキ作動液圧は、カットバルブを通じディスクブレーキのキャリパーに作用します。この時、エキスパンダーピストンは、作動液が封じ込められているため、カットバルブを押し出した状態にあります。(図-6) |
 (図-7)
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過制動により車輪が基準減速度を超えるとフライホイール回転センサーが作動し、ダンプバルブが開き、封じ込められた作動液はリザーブ通路を通ってリザーブタンクに戻ります。これによりエキスパンダーピストンは上昇しキャリパー系の液圧を低下させるとともにカットバルブを閉じ、さらに、マスターシリンダーからキャリパーに作用する液圧を減じます。これにより制動力は減少します。
ポンプは作動状態にありますが、ダンプバルブが開いているため昇圧しません。(図-7) |
 (図-8)
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車輪の回転速度が車速近くまで回復してくると、ダンプバルブは閉じ、ポンプによりエキスパンダーピストン室の圧力が高まります。この圧力により、エキスパンダーピストンは下降し、キャリパー圧を上昇させ制動力を増加させます。
エキスパンダーピストンは、さらにカットバルブを押し出し、初期状態(作動領域(A))になります。(図-8) |
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前述の作動領域(A)〜(C)の連続作動サイクルにおいて車両速度と車輪、およびフライホイールの速度変化を、コンピューターシミュレーションにより求めたパターン図で示します。(図-9) |
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(図-9)連続作動パターン
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