GIORNO Crea - 1999.06

GIORNO Crea
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前後2分割式アルミダイキャストフレーム


 フレームは、高剛性のアルミダイキャストフレームを国内用スクーターとして初めて採用しています。
  アルミダイキャストは、高温高圧のアルミを金型内に射出し成形するもので、従来製法に対し自由な形状の部品を製造できるため、部品点数を大幅に削減できるとともに、生産工程の高効率化に伴う生産エネルギーの削減を可能としています。
  具体的には電気を使う溶接・切削工程を不要としたほか、錆にくいアルミ材を使用したことで塗装工程も不要としました。

 これらによって、車体骨格完成までに必要な総エネルギー量は、従来製法(鋼管、鋼板の溶接)に対し57%削減することが可能となりました。さらに、原材料にはリサイクル性の高いアルミ材を使用するなど、徹底して環境に配慮したフレームとしています。
 フレームの基本骨格は前後2分割構造とし、それぞれの部品群単位で組立を行うモジュール構造とすることで、生産性を向上させました。ホンダでは、「ジョルノ クレア」の車体構造を基本型に、次世代スクーターの開発を行ってまいります。

前後2分割式アルミダイキャストフレーム

 



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