ホイールとブレーキ


 軽量化を限りなく追求した結果、CBR600RRに採用した新型の鋳造アルミ製中空3本スポークホイールには、非常にコンパクトなハブを採用しています。後輪ホイールの軽量化とともに、高性能バイクに求められるシャープさにも貢献しています。
 確かな制動力を誇る新型ブレーキも、最も優れた点のひとつです。フロントはCBR954RR FirebladeやVTR 1000SP-2同様、強力かつ敏速に反応する4ポットキャリパーを採用。2つの高性能焼結パッドが310mmの大径ディスクをしっかりとホールドします。この2枚の大型ディスクは、陽極処理されたアルミピンで軽量インナーローターに留めており、ピンの総数はCBR600Fで使われた7本から10本に増加させて、レース時の高負荷にも十分に耐える設定としました。
 リアは、スイングアームにマウントした1ポットキャリパーが高性能焼結パッドで220mmディスクをホールドし、高いコントロール性を獲得します。ストリートからサーキットまで、CBR600RRは最高のブレーキバランスとパフォーマンスを実現します。






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