パワーユニット(3)
●バルブスプリング 高回転領域でのより精密なバルブ作動を目指して、吸気バルブのスプリングは2重の同軸スプリングとしています。吸気側カムシャフトのリフト量も、CBR600Fの8.5mmから8.2mmに変更し高回転ポテンシャルアップを達成。またシリンダーヘッドのバルブシート材質を変更し、レースも含めた高回転ポテンシャルアップを図っています。
●エアインジェクションシステム CBR600F4iは、エミッション低減に効果的なエアインジェクションシステムを搭載しています。これは各シリンダーの排気ポートに新鮮なエアを送り込み、燃え残り成分を含んだ排出ガスを再燃焼させるシステムで、PGM−FIとの組み合わせにより、エンジンの出力を低下させることなく、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)排出量を大幅に低減し、排出ガス規制値をクリアしました。