CBR600F4i - 2001.03

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CBR600F4iファクトブックロゴ
 

パワーユニット(3)


●バルブスプリング
高回転領域でのより精密なバルブ作動を目指して、吸気バルブのスプリングは2重の同軸スプリングとしています。吸気側カムシャフトのリフト量も、CBR600Fの8.5mmから8.2mmに変更し高回転ポテンシャルアップを達成。またシリンダーヘッドのバルブシート材質を変更し、レースも含めた高回転ポテンシャルアップを図っています。

 

●イリジウムプラグ
 プラグは、Hondaの高性能マシンVTR1000SP−1で初めて導入されたイリジウム製の軽量スパークプラグを採用。優れた着火性能でスロットルレスポンスを向上させます。
イリジウムプラグ

●エアインジェクションシステム
CBR600F4iは、エミッション低減に効果的なエアインジェクションシステムを搭載しています。これは各シリンダーの排気ポートに新鮮なエアを送り込み、燃え残り成分を含んだ排出ガスを再燃焼させるシステムで、PGM−FIとの組み合わせにより、エンジンの出力を低下させることなく、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)排出量を大幅に低減し、排出ガス規制値をクリアしました。

 

●トランスミッション&クラッチ
より力強く、痛快な加速感の実現を目指して、5速・6速のミッションギアレシオを減少させることで、クロスレシオ化を行っています。幅広いパワーバンドとあいまって、どのレンジからでも、息を飲むような加速を体感できます。
 サーキット走行など長時間におよぶハードな走行にも耐えられるよう、トランスミッションはメインシャフトを2.5mm延長、クラッチはCBR600Fの7プレートに対し8プレートとして、信頼性をさらに高めています。

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