CBR1100XX - 2001.03

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パワーユニット(1)


◎小型・軽量・パワフルな1,137ccエンジン

 パワーユニットは、先進技術を凝縮したハイパワー水冷4ストロークDOHC16バルブ直列4気筒1,137ccエンジンを採用。CBR600F4iやCBR900RRと同様に、アッパークランクケースとシリンダーの一体構造とし、軽量化しつつ、ケース剛性を確保しています。ボア×ストロークは79×58mm、最高出力100PS(74kw)/8500rpm、最大トルク10.0kg・m/6500rpmという圧倒的なパワーを発生させます。
 エンジンの大幅なスリム化を実現するために、オープンデッキ・キャスティングとエンジン側面カムドライブ配置を採用。また高周波振動を解消するデュアルシャフト・バランサーの採用で獲得したコンパクトなパッケージングにより、ダイヤモンド型の軽量アルミツインチューブフレームへのエンジンの搭載位置も理想的な配置が可能となり、マスの集中化で軽快なハンドリングを達成しています。また、高精度3Dマップタイプのデジタル点火制御機構を採用。あらゆる回転域でリニアで俊敏なレスポンスを引き出します。さらに、専用のカムシャフトを採用することで、バルブタイミングとリフト量を国内での走りに合わせた設定としています。
 また、環境に対する影響を極力抑えるさまざまな技術を取り入れ、強力なパワーを発揮しながらも、国内の排出ガス規制値をクリアするクリーンな環境性能を実現しています。

 


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