CBR1000RR - 2004.04

 

エンジン(4)


電子制御燃料噴射システムPGM-DSFI

 CBR1000RRには、RC211Vで高い出力特性を発揮した電子制御燃料噴射システムPGM-DSFI(プログラムド‐デュアル・シーケンシャル・フューエル・インジェクションシステム)を採用しました。このシステムは、1気筒あたり2つの独立したインジェクターを搭載。第1インジェクターはスロットルボディに装着し、低回転域のパワーとレスポンスの向上に寄与。第2インジェクターはエアファンネル上部に設置し、回転数が3,000rpm以上でスロットル開度が4分の1以上の場合に作動するように設定しています。これにより、低回転域から高回転域まで幅広い回転域で安定した高効率燃焼を可能とし、最適な出力特性を実現しています。
 この新しいPGM-DSFIシステムでは、レスポンス性とコントロール性を向上させるため、ECU(電子制御ユニット)のマイクロプロセッサーも16ビットから32ビットへと変更しています。このプロセッサーは、燃料噴射とイグニション、排気バルブのコントロールシステムに加え、新たに開発したエレクトロニック・ステアリング・ダンパーのコントロールシステムも制御しています。



※写真は輸出仕様です。(カットモデル)


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