CB900 Hornet - 2001.10

CB900 Hornet
 

エンジン(3)


●排気系
 ホーネットシリーズのDNAであるセンターアップサイレンサーをデュアル化することにより、シングルタイプに比べ排気圧力を約30%減少させ、エキゾーストパイプからサイレンサー入口までの管長を約280mm延長。これによりスロットルを開けた瞬間に得られるレスポンス、低・中速域での力強いトルク感を実現しました。
 さらにサイレンサー内の気室容量、連結パイプの直径/長さの適正化を図ることにより、150〜400Hzの低い排気音を強調し、日常的な使用での力強さや排気量感を増長しています。

 

●吸気系
 エアクリーナーのインテークダクトには、負圧駆動のバルブを装着。このバルブ付インテークダクト形状の最適化により高周波ノイズの低減を図っています。バルブを主に低速域で開閉させることで、低回転からの加速時に吸気音を増長。力強く心地よいサウンドを演出すると共に、低・中速域でのトルク特性の向上にも貢献しています。
●A.I.システム
 CB900ホーネットは、PGM-FIとともにA.I.システム(二次空気導入システム)を採用。この最新レイアウトのA.I.システムは、エキゾーストポートにフレッシュエアを導入し未燃焼ガスの燃焼を促進させるという機能とともに、ビルトイン化ことで軽量化とすっきりとしたエンジン外観にも貢献しています。このシステムにより、CO、HC、NOxをそれぞれ国内排出ガス規制値の約60%に低減することができました。

   

 

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