ワルキューレの開発にあたっては、ホンダのアメリカン・カスタムモデル造りの基本指針である〈SPIRIT OF THE PHOENIX〉を踏襲しつつ、キング・オブ・アメリカンカスタムの創造を目指し、本田技術研究所朝霞研究所と、ホンダR&Dノースアメリカ(HRA)との密接な共同プロジェクトによって'90年より開発に着手しました。 |
|
キング・オブ・アメリカンカスタムを具現化するにあたっては、まず〈SPIRIT OF THE PHOENIX〉の基本的な構成要件である、迫力と存在感のあるエンジン、カスタムバイクの基本形ティアドロップタンク、一つ一つが独立した高いフィニッシュクォリティーを持つ部品構成、ロングホイールベース・低シート高、アップライトなライディングポジションを踏襲した上でさらに、 |
|
|
1. |
ホンダの歴史が造り上げた究極のビッグマシンであること |
2. |
比較することの無意味さを漂わす風格と高級感を備えていること |
3. |
重厚で優雅なスタイルと、圧倒的迫力の融合を果たしていること |
4. |
伝統、素材、クラフトマンシップ、信頼感、普遍性に裏付けられた本物であること |
|
|
の4点をキング・オブ・アメリカンカスタムに求めました。そして、これらを実現するモーターサイクルのパワーユニットは、水平対向6気筒以外に存在しないと判断しました。そして、 |
|
見て |
1. |
風格と優雅さを合わせ持った重厚で華麗なトラディショナルフォルム |
2. |
クロームメッキを施し迫力と高級感あふれるデザインとした水平対向6気筒エンジン |
3. |
ヘビーウェイトをがっしりと支える足廻り |
4. |
高級感を醸し出す本物の素材とクオリティの高い部品構成 |
|
|
乗って |
1. |
圧倒的加速感あふれるパワー特性 |
2. |
心地よい6気筒フィーリング |
3. |
重厚なハンドリング特性と信頼のスタビリティ |
4. |
堂々のライディングポジション |
5. |
安心感のあるブレーキ性能 |
|
|
などを具体的な開発目標として決定しました。 |
|
さらに、ワルキューレはあらゆる国・文化の中で理解されうる本物の全世界モデルとするため、アメリカン・カスタムの本場米国における徹底した市場リサーチを行いました。
そしてこのリサーチの結果、開発当初からのワルキューレの基本コンセプトの妥当性を確認するとともに、米国において細部仕様に磨きをかけキング・オブ・アメリカンカスタムにふさわしいワルキューレを完成させました。 |