V-TWIN MAGNA S - 1996.05

V-TWIN MAGNA S
V-TWIN MAGNA S
 
はじめに

 1994年6月、ホンダは、軽二輪車/自動二輪車の枠を越えた、まったく新しい価値観を持つモーターサイクルとしてV-TWIN MAGNAを発表。
 車検の手間がかからず燃費や維持費が安価であることなど、多くのメリットを有する軽二輪車カテゴリーにあって、パフォーマンス・カスタムという新しいモーターサイクルの魅力を全面に打ち出したこのマシンは、ホンダのアメリカン・カスタムモデル造りの基本指針である【SPIRIT OF THE PHOENIX】の考えのもと、存在感と個性を発揮する斬新なロー&ロングデザインを基本とし、さらに、各部に凝った造り込みを施されて具現化されました。

 V-TWIN MAGNAの具体的な構成は、高い信頼性とすぐれた基本性能をベースに、迫力と存在感のあるエンジンを搭載し、カスタムバイクの基本形であるティアドロップタンクなど、一つ一つが独立した高いフィニッシュクオリティーを持つ部品構成とすることで、よりカスタマイズされたモデル造りを目指すとともに、堂々としたロー&ロングのプロポーション(低シート高、ロングホイールベース)と、クルージングに適したゆったりとしたライディングポジションを持たせることによって、堂々としたホースライドフィーリングを味わえるライディングポジションを実現しました。

 パワーユニットには、低・中速域において小気味よいカスタムパルスを発揮しながらも、高速域ではストレスなく吹き上がり、解放感の感じられるのクルーズ走行を可能とする水冷・DOHC・4バルブ・90度V型2気筒・249cm3エンジンを搭載。堂々としたライディングポジションに見合った、大型車イメージの走行感を演出しています。

 そして1996年5月、V-TWIN MAGNAの存在感をさらに際立たせるフロントディッシュホイールなどの装備を施したV-TWIN MAGNA Sをタイプ追加・発表し、カスタムバイクの魅力をさらに広げてまいります。

V-TWIN MAGNA S
V-TWIN MAGNA S




← 前ページへ--- 目次へ--- 次のページへ →