スタイリングの決定にあたっては、“ユーザーが求めている本当の250ccアメリカン・カスタムの新しい価値観はどうあるべきか”をテーマに、車格や外観などを既存のモーターサイクルとはまったく比較することなく、従来の軽二輪車の特徴である、軽量、コンパクト、取り回し性などにもとらわれずに、“V-TWIN
MAGNAの個性=新しい価値観”として模索することから始めました。
そのスタイリングは、鉄の馬に乗るカウボーイといったクラシカルなイメージというより、'50〜'60年代のパワフルなアメリカの四輪車を彷彿させるロングノーズ&ショートデッキのスタイルをイメージしました。
具体的なデザインワークにあたっては、あくまで低く、長く、幅広く、力強さがにじみ出る、まさに「ワイルドな男のスタイル」をコンセプトに進められ、特に車体の構成にあたっては、
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従来のカスタムモデルの燃料タンクとは一線を画したフラット&ワイドなタンクシェイプ |
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ロングノーズ&ショートデッキのプロポーションを強調するダブルショットガンマフラー |
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燃料タンク上面にレイアウトしたテーブルトップ型スピードメーター |
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ワイド&ワイルドをイメージ |
付けるワイドハンドル
の4点をフィーチャーポイントとしました。
また、エンジンにはシリンダー側面部分に冷却フィンを設けた他、左右のクランクケースカバーやエアクリーナーカバーなど、エンジン各部にバフ仕上げやクロームメッキ処理を施し、ビッグな車体にふさわしい存在感溢れるパワーユニットを目指すとともに、エンジン自体の質感にいたっても徹底的なこだわりを注ぎ込みました。
さらに、切削加工の後にクリア塗装を施したリアのフルディッシュホイールやアルミヘアライン仕上げのトップブリッジ、クロームメッキ仕上げのヘッドライトケース/メーターカバーなど、細部に至るまで高品位仕上げを施し、その存在感の大きさでライダーの所有感を満足させるデザインとしました。
このようにV-TWIN MAGNAのデザインは、従来のアメリカン・カスタムデザインの延長線上で、次世代を予感させるホンダオリジナルの“独自の新しい価値観”の創造を目指しました。
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