SL230 - 1997.04

SL230
SL230
 
フレーム

 フレームは、過酷な走りを支える十分な強度と軽快なハンドリングを実現するために、 高張力鋼管と高張力鋼板を使用し、サイズと板厚を効率よく配置した専用新設計の モノバックボーンタイプのダイヤモンドフレームを採用しています。
 具体的には、メインパイプ、ダウンチューブの角度とスイングアームピボットプレートの 板厚、形状などをCAE解析により適正配置することによって、強度と剛性バランスに 優れたフレームボディを実現し、軽量コンパクトな車体の実現に寄与しています。 同車格のDEGREEと比較し、部品点数も少なく軽量、シンプル、コンパクトなフレームと しています。

SL230フレーム形状
SL230フレーム形状

DEGREEフレーム形状
DEGREEフレーム形状

ステップ廻り
 軽量化を図り左右のピボットプレートをアルミ製とするとともに、ブレーキペダル、 チェンジペダル、マスターシリンダーなどの機能部品をライディングの妨げにならない 位置に配置し、すっきりとした新しいデザインとしています。
 ステップは、XRと同一のステップバーをブラケットとともにラバーマウントし、 快適な乗り心地と、オフロード走行時の滑りにくさを兼ね備えたものとしています。 また、ピリオンステップブラケットを一体型とすることによって軽量コンパクトな ステップ廻りとしています。ブレーキペダルおよびチェンジペダルは、ライダーの 好みと体格にあわせてポジション調節ができるピロボール式のリンク付きタイプを 採用しています。

ステップ廻り

 ステップ廻り

ハンドルバー
 ハンドルバーにも軽量・快適性・高品質を求めた結果、振動吸収性に優れ、 軽快なハンドリングに寄与するアルミパイプハンドルを採用しました。 世界のオフロードシーンで実績のある英国「レンサル社」との共同開発によって SL230専用設計とし、最適なライディングポジションを実現するとともに、 美しい仕上げのハンドルとしています。

ハンドルバー

スキッドプレート スキッドプレート
 ウッズライディングや岩場での走行時にエンジンをガードするアルミ製の スキッドプレートを装備。装着を4点ラバーマウントとすることによって、 衝撃吸収性を高め、ボルト頭部形状もひっかかりの少ないものとしています。

リアグリップ

リアグリップ
 左右に設けたリアグリップは、リアカウルに添ったシンプルな形状とし、 スリムさとガード効果を両立しながら、マシンを取り回す際に有効な アシストグリップとして機能します。また、使い勝手を考慮し、 荷物の固定に便利な荷掛けフックを装備しています。




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