DREAM50 - 1997

DREAM50
DREAM50
 

パワーユニット



 新設計のパワーユニットには、49cm3という最小排気量ながら、DOHC・4バルブを採用することによって、高回転域での伸びだけでなく、低・中回転域においても粘り強い出力特性を発揮させるとともに、レスポンス性に優れたPCキャブレターの採用やクロスレシオの5速ミッションの採用と相まって、市街地走行からスポーツ走行まで幅広い用途に対応できるものとしました。
 外観は、バフ仕上げとクリア塗装を施したシリンダーヘッドサイドカバーにクロームメッキ仕上げの専用ボルトを採用するとともに、フローティング構造とすることで静粛性も向上させています。
 さらにクロームメッキ仕上げのヘッドカバーキャップをはじめ、塗装を施した左・右のクランクケースカバー、クロームメッキ仕上げのクラッチレバー/クラッチケーブルレシーバーの採用など、各パーツのクオリティーにもこだわり、高品質な仕上げとすることによって、ユーザーに『夢』を与えるパワーユニットとしました。

パワーユニット

 クランクシャフトおよびピストン廻りは、 低・中回転域での粘り強い出力特性と高回転域での伸びのある出力特性の両立を図るために、ボア×ストローク値を40.0mm×39.6mmに設定するとともに、ピストンをはじめ、細部にわたりFEM解析によって形状の最適化を図りました。

FEM解析



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