ブレーキ


■コンバインドABS
 DN-01には、「CBS(コンバインド・ブレーキシステム)」と「ABS(アンチロック・ブレーキシステム)」を組み合わせたHonda独自のブレーキシステム「Combined ABS(コンバインド・エービーエス)」を標準装備しています。前・後輪連動ブレーキシステムである「CBS」は、制動時においてリア(後輪)ブレーキペダルを操作することでフロント(前輪)ブレーキと連動させ、前・後輪にかかる制動力を適切な配分にコントロールし、後輪ブレーキの操作のみでも効率よく制動力を発揮できるシステムです。
 この「CBS」に加え、制動時に車輪のロックを回避し、停止までの安定性を高める「ABS」を採用。このABSは前・後輪に備わる車速センサーが車輪のロックを検知すると、ECUが車輪のロックを回避するよう制動力を適切にコントロールするシステムとなっています。
 ブレーキ本体はフロントに296mmフローティングダブルディスクと3ポットキャリパーを装備。リアはよりモーターサイクルの感覚に近いフットタイプとし、276mmディスクと2ポットキャリパーを装備。これらのブレーキシステムにより、停止までの安定性を高めるとともに、安心感の向上へと繋げています。さらに、坂道など停車時に利便性を発揮するパーキングブレーキも装備しています。

※ABSは制動距離を短縮するためのシステムではありません。ABSはあくまでもライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。したがって、ABSがない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは制御できません。ABS作動時は、ブレーキレバーへのキックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。







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