パワーユニット(1)


 今回のCB400 SUPER FOUR/CB400 SUPER BOL D’ORでは、PGM-FIやIACVの新採用だけでなく、パワーユニットも新設計としました。水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・直列4気筒399cm3の新設計エンジンには、Honda独創のバルブ制御システム「HYPER VTEC」をさらに進化させた新開発の「HYPER VTEC Revo」を搭載。細部の徹底的な見直しを図ることで、環境性能を高めながらも、低・中回転域での出力特性とトルク特性を向上させるなど、環境への配慮と操る楽しさを、より高い次元で両立させたエンジンとしています。
 新設計エンジンの外観は、シリンダーヘッドからシリンダーまでの冷却フィンを削ぎ落とし、水冷エンジンらしい機能美を表現したシンプルで魅力あるデザインとしました。右クランクケースカバーは、構成部品点数を見直し、従来の分割カバーから、新しいデザインの一体カバーを採用し、およそ700g軽量化。また、「CBR600RR」と同タイプの薄型軽量のネオジウム磁石を使用したACGを採用し、より効率の良い発電が可能となりました。これらの細部にわたる見直しにより、エンジン全体で従来モデルと比べ約2kgの軽量化を達成し、車両の取り回しと操縦安定性の向上にも寄与しています。







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