1992年11月、ホンダは“次代を担うホンダのネイキッド・ロードスポーツモデルはどうあるべきか”を徹底追及し、〔PROJECT
BIG-1〕の開発コンセプトのもと、国内および欧米モデルとして、「CB1000 SUPER FOUR」を発表いたしました。
そしてこのモーターサイクルは、そのBIG-1コンセプトとともに、幅広いユーザー層から支持を獲得し、発売後6年が経過した現在においても、ホンダのネイキッド・ロードスポーツモデルのフラッグシップとして人気を得ています。
しかし現在、国内の免許制度の改訂や、ユーザーニーズの多様化等、大型自動二輪を取り巻く市場環境は大きく変化しており、'96年の国内登録台数で、CB1000
SUPER FOURを発表した'92年と比較すると、約30%の伸びを示すなど、マーケットは確実に拡大しています。またカテゴリー別に見ても、カスタム、ネイキッド、スーパースポーツともにその台数を伸ばしていることから、ユーザーのニーズが多様化していることがわかります。
こうした時代の変化に対応して、CB1000 SUPER FOURは、'94年7月の「CB1000 SUPER FOUR
T-2」のタイプ追加等、時代に合った進化を遂げ、免許制度の改訂で多くのユーザーが、このオーバー750ccクラスに移行している状況の中、より高い動力性能や、より迫力に満ちた感動性能を求めるユーザーが増えているのも事実です。この様な時代背景のもと、ホンダはBIG-1の魅力をさらに高めたCB1300
SUPER FOURを「第32回東京モーターショー」に参考出品車両として出展し、現在CB1000 SUPER
FOURを所有しているユーザーをはじめ、幅広い層のユーザーからご好評をいただきました。
そして今回、多くのお客様から寄せられた声に応えるとともに、ビッグバイクの持つ魅力である「排気量」「重厚感あるハンドリング」「乗り心地性」に「足着き性」と「取り回し性」を付加し、より多くのお客様にビッグバイクの魅力を味わっていただけるよう開発を進めました。そして、「所有する感動」、「跨った瞬間の感動」、「太い走りの感動」、「余裕の感動」、「操り、征服する感動」の“走る者の心を魅了する感動性能を有すること”というBIG-1コンセプトを“マキシマム
インプルーブ”(昇華)させ「CB1300 SUPER FOUR」を新時代のホンダネイキッド・ロードスポーツのフラッグシップモデルとして発売いたします。
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