CB1000 - 1992.11

CB1000
CB1000
 
足廻り

 太い走りを支える足廻りには、フロントに120/70R18 59V、リアには170/60R18 73Vの極太ラジアルタイヤに、軽量な中空3本スポークのアルミホイール(リムサイズ F:18×MT3.50インチ/R:18×MT5.50インチ)を組み合わせて装備することによって、バネ下重量の低減を図りながらも強力なトルクをしっかり路面に伝え、優れたトラクション性能をも発揮しています。

 フロントフォークにはRC30の技術をダイレクトに受け継ぐφ43mmの大径インナーチューブを採用し、ダンパーには減衰力特性に優れたカートリッジ式を採用しました。さらに、鍛造+切削加工によるクイックリリース式アクスルホルダーを採用。フロントタイヤの容易な脱着を可能とし、使い勝手の良いものとしています。
 さらに、トップブリッジは、ヘアライン加工を施したアルミ合金鋳造製とし、高品位仕上げとするとともに、ボトムブリッジは4本締めのアルミ合金鍛造製として高い剛性を確保しています。

フロントフォーク
(カートリッジタイプ)
フロントフォーク

 また、リアフォークには、極太90.0×40.0mmの角型断面の高強度のアルミ押し出し材にバフ研磨、アルマイト処理を施し、リア廻りの剛性を確保するとともに力感あふれるものとしました。
 リアサスペンションには、リザーバータンク付き分離加圧式倒立ダンパーにプリロード調整機構(5段階)を組み合わせ、ハードな走行時にも安定した減衰力持性を発揮させ、ビッグバイクにふさわしい乗り心地と、ダイナミックな走行性能を両立させています。

リアフォーク

 ブレーキ系は、フロントに、放熱性に優れた5mm厚のφ310mm(50穴)の大径フローティングディスクと、φ27mm/φ30mmの異径4ポット対向ピストンキャリパーをダブルで装着しています。また、リアにはリニアでコントローラブルな効力特性を発揮させるため、6mm厚のφ276mm(30穴)のシングル・ディスクとφ38mmのシングルピストンキャリパーを組み合わせて採用。この前・後ブレーキのコンビネーションによって、動力性能に対し、しっかりとバランスのとれた制動力を確保しています。
 また、ブレーキペダルには、高い質感を持ち、軽量かつ高強度のジュラルミン鍛造ブレーキペダルを採用しています。
 タンデムステップホルダーは、アルミ鋳造製でメインステップホルダーと別体式とし、足元のデザインにもより高品位なこだわりを求めました。

ブレーキ系   ブレーキ系
 
ブレーキ系




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