S2000 - 1999.04

S2000

S2000
 

Technology #4 Chassis

軽快感あふれる操るよろこびに満ちたハンドリング性能

ステア特性のコントロール自由度の向上
 
図6.アクセル入力に対するヨーレート変化特性

定常円(R=30)旋回中にアクセルによりステップ入力した各加速度に対するヨーレート変化(1秒後)の推移
アクセル入力に対するヨーレート変化特性
ステアリングとアクセル操作による車両のコントロール自由度を高めるために、ドライバーの操作に対し遅れが少なく、予測のしやすい操縦性の実現をめざしました。

そのため、サスペンションにアンチスクォート・ジオメトリーを採用し、アクセル操作に対する車体のピッチング挙動を抑えるとともに、前後の荷重移動を高め、駆動力伝達のレスポンスを高めることによって、ドライバーの操作に対し、ダイレクトでリニアな挙動コントロール性を与えました。

さらに、コーナリング中の駆動力によるステア特性のコントロール自由度を高めるために、応答性に優れたトルクセンシングタイプLSDを採用し、サスペンションとの相互マッチングを図りました。これにより、トラクション限界を向上させるとともに、リニアで穏やかなステア特性変化を実現しました。


図7.トルクセンシングタイプLSD構造図
トルクセンシングタイプLSD構造図


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