ホンダならではの熱きスポーツスピリットを投入し
オープンカーの新たな進化の方向性を提示 |
S2000の開発における技術的な課題は、リアルオープンスポーツと呼ぶにふさわしい高い運動性能をオープンボディにおいて実現させることと、環境・安全性能を両立させることの2つに大別されます。
リアルオープンスポーツ性能は、ハンドリングや加減速のレスポンスを指標に究極の軽快感と一体感を実現する高い目標を設定。一般道からサーキットまで、あらゆるシチュエーションで操るよろこびをもたらす高い運動性能を追求しました。環境・安全についても、世界最高水準の性能を実現する目標を設定しました。
目標達成のために、
〈1〉 | クローズドボディ同等の重量で同等の剛性と衝突安全性を実現するオープンボディ |
〈2〉 | 世界最高水準のエンジンパワーと先進の低排出ガス化の両立 |
〈3〉 | 先進の安全性と快適性を確保する1,200kgクラスのボディ重量で、 究極の軽快感と一体感を実現するパッケージおよびシャシー |
〈4〉 | オープン時の走行快適性の大幅な進化 | など、これまでの自動車開発のなかで達成されていない技術領域への挑戦が必要となりました。
ホンダは、世界の頂点のレースに長年挑み続けてきた熱きスポーツスピリットを注ぎ込み、すべてをS2000専用に徹底開発することにより、これらを達成。ボディ剛性向上や衝突安全性向上などの実現のために、運動性能が低下する傾向にあったオープンスポーツカーの進化の流れに新たな方向性を見出し、〈新世代リアルオープンスポーツ〉という、ホンダの考える新しい走りの楽しさを実現しました。
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従来の手法では、オープンスポーツカーで環境性能・安全性能などの時代性を追求していくと、どうしても重量が増加し、運動性能を妥協せざるを得なくなります。そこでS2000は、従来にない新たな技術の投入により、オープンスポーツにおいて時代性と高い運動性能を両立することにチャレンジしました。
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