ODYSSEY - 1999.12

ODYSSEY
ODYSSEY
環境

環境性能という点でも、一歩先を走っています。
e-TECH

すべての製品の生産から廃棄まで、さらにホンダがかかわる全活動おいて、
高い環境意識と独自の視点が生み出す技術、それがホンダの
エコロジー・コンシャス・テクノロジー、「e-TECH(イーテック)」です。
美しい自然や健やかな環境を次世代の人たちに伝えていくため、
地球環境を意識した技術開発や企業活動を、いっそう積極的に展開していきます。
その取り組みのひとつとして、NEWオデッセイでは、全タイプ「HONDA LEV」とし、
さらに、徹底した低燃費の追求、リサイクル率の向上などにも取り組んでいます。

排出ガス中の有害物質を大幅に低減、全タイプHONDA LEV。
オデッセイは排出ガスに含まれる有害物質の削減に徹底して取り組み、全タイプとも、 平成12年排出ガス規制値を50%以上も下まわるHONDA LEVとしています。
※10・15モード走行時<運輸省審査値>
HONDA LEV(平成12年排出ガス規制適合)
■平成12年排出ガス規制値とオデッセイ諸元値との比較(10・15モード走行時<運輸省審査値>)
平成12年排出ガス規制値とオデッセイ諸元値との比較
V6 3.0L VTEC
平成12年排出ガス規制値とオデッセイ諸元値との比較
2.3L VTEC

オデッセイ写真
Photo:(左)VZタイプ 6人乗り メーカーオプション装着車、
(右)Lタイプ 6人乗り

排出ガスのクリーン化のために、ホンダのもつ最新の技術を投入。
すぐれた低燃費と排出ガスのクリーン化の高度な両立をめざして。
ホンダのもつ高度な燃焼コントロール技術をベースに、
燃焼効率の向上や空燃比制御の最適化などを多角的に実施。
そのうえで浄化性能を大幅に高めています。
エアアシストシステム
インジェクターのスプレーフォームにフレッシュエアを供給。
噴射燃料の微粒化を促進し、燃焼を安定化させます。
大流量EGRシステム
電動EGRバルブの高精度な制御により、可能な限りの排出ガス量をシリンダーへ再環流。NOxを低減し、さらに燃費も向上します。
点火時期最適制御
エンジン始動時の点火タイミングを最適制御することで、キャタライザーを活性温度まで一気に上昇。エンジン始動直後のHCを低減します。
燃料入り口リターンシステム(V6 3.0L VTEC)
エンジンの手前で燃料を環流させ、フューエルタンク内の温度上昇を抑制。ガソリン蒸気の発生量を低減します。
高出力ヒーター付O2センサー(V6 3.0L VTEC)
空燃比を最適制御するO2センサーを、その活性温度まで速やかに到達させる高出力ヒーターとともに採用。エンジン始動直後のHC、COを低減します。
ツインO2フィードバックシステム(V6 3.0L VTEC)
キャタライザーの活性化状況にあわせた、高精度な空燃比制御を行ないます。
パージコントロールシステム
キャニスターに溜まるガスを、エンジンの運転に応じた最適な状態で燃焼させ、一部は再びフューエルタンクへ。CO、HCを低減します。
600セルキャタライザー
排出ガスの接触面積を大きくとり、浄化性能を向上。CO、HC、NOxを低減します。
■V6 3.0L VTEC ローエミッション説明図
V6 3.0RVTEC ローエミッション説明図

すぐれた低燃費で、地球温暖化の原因であるCO2排出量も低減。
2.3L VTECエンジン搭載車は全タイプとも平成22年燃費基準に適合するなど、 すぐれた燃費性能を獲得しています。
※10・15モード燃料消費率11.0km/L(2.3L VTECエンジン搭載・FF車)

リサイクル率の向上にも積極的に。
リサイクル性にすぐれたポリプロピレン系樹脂の内外装への使用拡大をはじめ、5g以上の各パーツに素材識別記号を表示し材料分別を容易にするなど、さまざまな角度からリサイクル率の向上に取り組んだ結果、使用部材の90%以上をリサイクル可能にしています。また、鉛の使用量も1996年レベルの1/2以下に低減しています。
*ホンダ独自の算出基準による数値。



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