ODYSSEY - 1999.12

ODYSSEY
ODYSSEY
動的性能

 
エンジン
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NEWオデッセイに設定されたV6 3.0Lと2.3LのふたつのVTECエンジン。
環境への配慮を基本に、高出力と低燃費を両立し、徹底した静粛性をも実現。
これからのクルマに求められる性能のすべてを高次元でバランスしています。

全域で豊かな走りを生み出すパワー&トルクと優れた静粛性。
V6 3.0L VTECエンジン(VG、VZタイプ)
高出力と低燃費とを高次元で両立
全域にわたり高性能を発揮する3ロッカーVTEC機構に電動切換え式の共鳴付高慣性過給インテークマニホールドを採用。
低中速での豊かなトルクと高回転域での圧倒的なパワーを両立しています。
また、バルブ径の拡大により吸気充填効率を高めるとともにノックコントロールシステムを採用。
点火時期を最適化することで高い圧縮比を達成しており、電動EGRバルブの採用と相まって高出力と優れた燃費性能を実現します。
細部にまで徹底した静粛性の追求
ボディ伝達系やピストンフォームの最適化によるランブル音・ピストン打音の低減などエンジン本体はもちろん、防音材付インテークマニホールドカバー、低騒音ACジェネレーターの採用、油圧式タイミングベルトオートテンショナーによる 張力の安定化など、部品レベルにいたるまでトータルな低振動・低騒音設計を実施。きわめて高い静粛性を獲得しています。
V6 3.0L VTECエンジン
エンジン性能曲線図
(V6 3.0L VTEC)
エンジン性能曲線図(V6 3.0L VTEC)
最高出力  154kW[210PS]/5,800rpm
最大トルク 270N・m[27.5kg・m]/5,000rpm
10・15モード走行燃料消費率 9.2km/L(型式GH-RA8)


パワー、燃費、クリーン性。そのすべてをハイレベルで両立。
2.3L VTECエンジン(S、M、Lタイプ)
独自のVTEC機構をベースに専用のファイン・チューニングを実施。出力、燃費、クリーン性のすべてに高い次元での熟成を加えました。まず、低中速域でのトルクを向上させるとともに、発進時から高速走行までスムーズなつながりを持つ加速性能を実現。ウインドウポート付ヘッドポートやスワールピストンの採用、バルブタイミングの最適化、大流量EGR(排出ガス再循環)システム採用によるポンピングロスの低減、圧縮比のアップなどにより燃焼効率を向上させています。これらにより、パワーやトルクを犠牲にすることなく、低燃費と排出ガス中の有害物質の大幅な低減をハイレベルで達成しています。 2.3L VTECエンジン
エンジン性能曲線図
(2.3L VTEC)
エンジン性能曲線図(2.3L VTEC)
最高出力  110kW[150PS]/5,800rpm
最大トルク 206N・m[21.0kg・m]/4,800rpm
10・15モード走行燃料消費率 11.0km/L(型式GH-RA6)

●*はネット値。「ネット」とはエンジンを車両搭載状態とほぼ同条件で測定したものです。新単位として、出力は「PS」から「kW」に、トルクは「kg・m」から「N・m」に切り替わります。(出力換算値:1PS=0.7355kW、トルク換算値:1kg・m=9.80665N・m)●10・15モード走行燃料消費率の数値は運輸省審査値です。●燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。従って走行条件等により異なります。



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