FCX FACT BOOK
FCX 2004.12
進化と取り組み
世界に先駆け、未来に向かって着実に歩む、Honda[FCX]の進化と、現在の取り組み。
Hondaは燃料電池車のさらなる進化に取り組んでいます。
1999
9月、燃料電池実験車
[FCX-V1]、[FCX-V2]を公開
FCX-V1 FCX-V2
FCX-V1 FCX-V2
2000
9月、燃料電池実験車[FCX-V3]を発表
FCX-V3
FCX-V3
2001
2月、Honda製燃料電池スタック搭載の燃料電池実験車[FCX-V3]、カリフォルニアフューエルセルパートナーシップでの走行開始

7月、[FCX-V3]日本での公道実験を開始

7月、ホンダR&Dアメリカズ(米国カリフォルニア州)で水素製造・供給ステーションの実験稼動を開始

9月、燃料電池実験車[FCX-V4]を発表
FCX-V4
FCX-V4
2002
首相官邸納車式
首相官邸納車式 首相官邸納車式
ロスアンゼルス市納車式
ロスアンゼルス市納車式 ロスアンゼルス市納車式
3月1日、[FCX-V4]
国土交通大臣認定を取得

3月3日、[FCX-V4]
ロスアンゼルスマラソンを先導

7月25日、燃料電池車[FCX]
世界初の米国政府販売認可を取得

10月8日、世界で初めて燃料電池車販売に関してロスアンゼルス市と基本合意

10月22日、年内販売予定の
[FCX]プロトタイプを発表

11月22日、[FCX]
国土交通大臣認定を取得

12月2日、[FCX]を日米同日納車

2003
7月15日、燃料電池車を世界で初めて民間企業へ納車
岩谷産業納車式
岩谷産業納車式
9月25日、[FCX]をサンフランシスコ市に販売

10月2日、水素燃料供給とコージェネレーション機能を合わせ持ったホーム・エネルギー・ステーション(HES)の実験稼動を米国で開始

10月10日、氷点下20℃での始動が可能な次世代型燃料電池スタック「Honda FCスタック」を発表

Honda FCスタック Honda FCスタック搭載[FCX]
Honda FCスタック Honda FCスタック搭載[FCX]
2004
1月2〜3日、Honda FCスタック搭載[FCX]
第80回東京箱根間往復大学駅伝競走を大会本部車として走行
箱根駅伝大会本部車
箱根駅伝大会本部車

2月26日、Honda FCスタック搭載[FCX]
北海道にて氷点下始動と公道走行の実験を実施
北海道中富良野町での公道実験
北海道中富良野町での公道実験

3月19日、タイで初めての燃料電池車として[FCX]が首相官邸を走行

4月5日、Honda FCスタック搭載[FCX]
屋久島ゼロエミッションプロジェクトの一環として屋久島での公道実験を開始 屋久島での公道実験
屋久島での公道実験
屋久島での公道実験

4月、Honda FCスタック搭載[FCX]米国での公道実験を開始

7月、Honda FCスタック搭載[FCX]米国政府販売認可を取得

11月16日、Honda FCスタック搭載[FCX]をニューヨーク州に販売
ニューヨーク州販売合意セレモニー ニューヨーク州販売合意セレモニー
ニューヨーク州
販売合意セレモニー
ニューヨーク州販売合意セレモニー
数値はすべてHonda測定値
「Honda FCスタック」開発コンセプト
Hondaは太陽電池式水素ステーションに加え、
コージェネレーション機能を合わせ持つホーム・エネルギー・ステーションを実験稼働させ、
将来の水素社会を見据えた水素製造・供給システムの研究を進めています。
Hondaは、将来の水素社会の実現に向け、水素の製造・供給システムの研究を進めています。
ホンダR&Dアメリカズにおいて、2001年より実験稼働している太陽電池式水電解型ステーションでは、世界最高レベルの効率を達成したHonda製水電解モジュールとホンダエンジニアリング製の次世代型薄膜太陽電池パネルを採用し、さらなる水素製造効率の向上と、システム製造時の大幅なCO2低減を実現しています。
また2003年からは、天然ガスから水素を生成し、燃料電池車などへの水素燃料供給とともに、燃料電池コージェネレーション機能によって家庭用の熱および電力の供給を行うホーム・エネルギー・ステーション(HES)の実験稼動を開始。
さらに2004年11月からは、天然ガスの改質や加圧装置を1台のコンポーネントに小型化し、全体の容積を約半分にしたHESIIの実験稼動を、米国プラグパワー社と共同で開始しています。こうしたさまざまな水素製造・利用システムの実験を進め、それぞれの特徴を明らかにしていくことで、将来の水素社会に求められるシステムの研究に取り組んでいます。
■太陽電池式水電解型水素ステーション構成概念図
太陽電池式水電解型水素ステーション構成概念図
■太陽電池式水電解型水素ステーション概要
所在地 ホンダR&Dアメリカズ
ロスアンゼルス研究所内
構成システム 太陽電池/電力変換器/
水電解システム/コンプレッサー/
高圧水素貯蔵タンク
水素製造能力 商用電力併用時 最大2Nm3/h
太陽電池のみ 最大1.2Nm3/h
水素貯蔵能力 400L(350気圧)
太陽電池式水電解型水素ステーション概要
■ホーム・エネルギー・ステーション(HESII)構成概念図
ホーム・エネルギー・ステーション(HESII)構成概念図
■ホーム・エネルギー・ステーション(HESII)概要
所在地 プラグパワー社本社内(ニューヨーク州)
構成システム 改質器/燃料電池/
精製器/コンプレッサー/
高圧水素貯蔵タンク
水素製造能力 最大 2Nm3/h
水素貯蔵容量 132L
発電能力 4kW以上
ホーム・エネルギー・ステーション(HESII)概要
※ Nとはノルマル、気体計測の基準状態、0℃、1atm大気圧



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