FCX FACT BOOK
FCX 2002.12.2
水素社会に向けての、Hondaの取り組み。水素製造・供給ステーション。
Hondaは、燃料電池車の燃料である水素の、製造から貯蔵・供給までのプロセスにおいても、CO2を排出しないことが重要であると考え、将来の水素社会の実現に向けて、太陽エネルギーを使って水から水素を発生させる、 燃料電池車用水素製造・供給ステーションの実験稼動を行っています。
このステーションでは、太陽エネルギーのみを使った場合、年間約5,700Lの水素を水から製造可能。
商用電力との併用では、年間最大約26,000L(最大1日71L)の水素を製造することができます。
Hondaは、この実験によって循環型エネルギー(再生可能エネルギー)供給のさらなる効率向上に取り組むとともに、 水素製造・供給ステーションの実用化をめざした研究をつづけていきます。
※ 350気圧
米国カリフォルニア州のHonda R&D Americas, Inc.
ロスアンゼルス研究所内に設置した水素製造・供給ステーション
■水素製造・供給ステーション構成概略図
Hondaがイメージする未来社会……
効率が高まった太陽電池によって、水から水素を家庭で製造。その水素でクルマを走らせ、
家庭用燃料電池によって電気を家庭内に供給。CO2を排出せず、
しかも家庭でエネルギーを循環させる、
そんな「ホーム水素スタンド」が実現するのではないでしょうか。


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