VIGOR - 1981.09

VIGOR
VIGOR
新星ビガーのインテリア・デザイン(6)パワーステアリング

世界初のニュー 車速応動型/バリアブル パワーステアリング。


ニュー 車速応動型/バリアブル パワーステアリング

システム図
ニュー 車速応動型/バリアブルパワーステアリングのシステム図
 昭和51年度日本自動車技術会賞(技術賞)を受賞したホンダ独自の車速応動型パワーステアリングは、「感情のあるハンドル」として好評をいただいて参りました。
 ホンダ・ビガーでは、さらに進んだ世界初の「バリアブル機構をもつ車速応動型パワーステアリング」を装備しました。(ハッチバックMX-Tを除く)


◎バリアブル機構について
 ステアリングコラムシャフトの中に、トーションバーを入れたシンプルな構造です。車速応動型パワーアシストの機能を有したパワーステアリングであるため、低速ではトーションバーの捩れはほとんど発生せず、オーバーオールレシオでは14.9のステアリングレシオを発揮します。高速ではトーションバーの捩れ角が増大するため、18.1(実験値)の極めてモデレートなレシオに変化します。

トーションバー



ニュー 車速応動型/バリアブル パワーステアリングの特長
(1) 低速では、ハンドルの切れ味がクィックで一層シャープになり、しかも高速ではしっかりした安定性と高度な応答性を発揮させるトーションバーを採用したバリアブル機構を設けました。
(2) ロック・ツー・ロックは2.7回転(従来は3.0回転)。また、据え切り時には1.5kgの操舵力で軽々とハンドルが切れます。
(3) 低速では軽く車速が増すにつれて適度な重さになります。
(4) 車庫入れや市街地走行が一層容易になりました。
ホンダのニュー・パワーステアリングは、「感情」に「意志」をも加えたヒューマンなハンドルといえます。
この優れた快適機構をサルーンの全タイプ、およびハッチバックのME-Tに装備しています。
確かな手応えのラック&ピニオン式ステアリング。
ホンダ・ビガーでも、ドライバーの意志を忠実に受けとめて機能する、ラック&ピニオン式ステアリングを採用。しかも、世界初のニュー・パワーステアリングと相まって、確かな手応えと小気味良いレスポンスを示します。

ラック&ピニオン式ステアリング





←前のページへ---目次へ---次のページへ→