PRELUDE - 1996.11

PRELUDE
PRELUDE

Safety/Equipment

SAFETY

より快適にクルマとの時間を楽しむために、もうひとつの大切な性能が安全性能です。
そのために、ホンダがいち早く取り組み続けてきた全方位衝突安全対応ボディをさらに強化。
また、このたび新開発したABS(アンチロック・ブレーキシステム)、
両席SRSエアバッグを全車標準装備。セーフティテクノロジーをさらに進化させました。



全方位の衝突安全対応ボディ構造を開発。
先進のスペシャルティ・クーペとして世界最高峰の安全水準をめざしました。

万一の衝突に備えたパッシブセーフティとして、プレリュードは、常に先進の技術を導入しています。
このたび開発した全方位衝突安全対応ボディ構造は、コンピュータシミュレーションやクラッシュテストを徹底して行うことにより、フレーム構造、ピラー構造を最適化し、優れたキャビン強度、衝撃吸収性を確保しています。
さらに2本ドアビームや衝撃吸収ドアパッドの採用により、側面衝突では1998年から実施される予定の新法規基準相当の性能をいち早く確保。前面衝突では、法規基準を超えるより厳しい社内要件に対応するなど、衝突安全性を高いレベルで実現しています。また、全車に3点式ELRシートベルトを標準装着しています。
全方位の衝突エネルギーを分散させスムーズに吸収する車体構造
全方位の衝突エネルギーを分散させスムーズに吸収する車体構造
2本ドアビーム
2本ドアビーム
高剛性ボディ構造
高剛性ボディ構造
衝撃吸収ドアパッド
衝撃吸収ドアパッド
前面衝突実験 側面衝突実験
テスト車両による前面・側面衝突実験


両席SRSエアバッグを全車に標準装備。
エアバッグ
SRSエアバッグシステムの作動時を想定したものです。カットボディによる撮影。


剛性感のあるブレーキフィーリングと旋回中の制動性能を高めた新ABSを全車に標準装備
テストコース
車種SiR。テストコースにおける撮影。
リサイクル性をさらに向上。
社会により適合したクルマであるために、新プレリュードは、リサイクル性の向上も図っています。ドアライニング、ピラーガーニッシュなどの内装においては、本体のみならず部材をとめるクリップもリサイクル材を多用しています。
また、インパネ部材にリサイクルの容易なポリプロピレンを多用し、インパネのリサイクル可能比率を前モデルの20.3%から64.2%にまで高めました。さらに外装材においてもポリプロピレンの使用比率を高めたほか、部品取り付け構造の簡略化を行うなどリサイクル性の向上に努めています。

主なリサイクル項目
インパネ部品のポリプロピレン化

インパネ基材/アウトレットパネル/グローブボックス/メーターバイザー/デフガーニッシュ/ロアカバー/コインポケット/スイッチパネル
外装材のポリプロピレン化

カウルトップ
再生樹脂の使用拡大

リアトレイ/フューエルホースプロテクター
部品取り付け構造の簡略化(ネジ止め/クリップ数)

フロントバンパー17→11ヵ所/リアバンパー17→13ヵ所/インナーフェンダー17→13ヵ所
材料分別の容易化

100g以上の樹脂部品すべてに材料名を表すパーツマーキングを実施

グローイングセーフティ
わたしたちは、クルマの安全性を独自の4つの方向から考えます。
ハード面では、●クルマの基本研究段階から行う安全への取り組み、●未然に事故を防ぐためのアクティブセーフティ、●乗員を保護するためのパッシブセーフティ、さらにソフト面では、●安全運転の普及・向上など、より高度な安全性をドライバーとともに築いていく、安全と走る楽しさを両立させる、というグローイングセーフティの思想です。 こうした考え方にのっとって、プレリュードは開発されています。
グローイングセーフティ


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