PRELUDE - 1996.11

PRELUDE
PRELUDE

Vehicle Design

INTERIOR

インテリアも、エクステリア同様、ドライバーの心をときめかせる高揚感と、
上品な華やかさに満ちたデザインを求めました。
基調としたのは、情熱の赤と洗練をイメージさせる黒。
快適なユーティリティを備えながら、心地よい興奮に包まれる空間をつくり上げました。



スペシャルティ・クーペとして、
濃密な時間の流れを演出するインテリアデザイン

乗り心地に優れた快適な走りを楽しむとき、乗る人の心を満たすもうひとつの大切な要素がインテリアデザインです。
クーペにふさわしく、そこにいること自体がよろこびとなるよう、ライト&シャドウのコンセプトのもと、ブラックで統一されたシンプルで爽快な機能ゾーンと、上質な素材感を持つ華やかな居住空間との対比によるデザインを採用。洗練されたダイナミックな空間を形づくっています。
そしてもちろん、使い勝手もきわめてスマートで満足のいくものであること。機能面からも、快適なデザインを求めました。

シート


操作系をシンプルに集約し、洗練。
インテリアの顔となる操作系まわりは、シンプルであることをコンセプトとし、洗練されたイメージを追求しました。黒で統一したアッパー部に、機能的で使いやすい操作系レイアウトを施し、上質で爽快感のある空間をつくり上げています。また、Type Sには、カーボン調のパネルデザイン、黄色のメーター指針を採用し、高揚感を高めるデザインとしています。

柔らかで上質な素材感のラウンドスペース。
ツートーンインテリアデザイン。

シンプルな操作系と好対照をなすのが、柔らかな室内下部のラウンドスペースです。上質であることをコンセプトとし、インパネロア、ドアパネル、シートなど、素材や質感にもこだわりました。デザインもきわめて上品なものとし、心地よさと安心感に包まれるよう工夫しました。また、インテリアカラーは、洗練された華やかさを追求した赤と黒のツートーンタイプと、精悍なイメージの黒のモノトーンタイプを設定しました。
SiRのインパネ
SiRのインパネ(オプション装着車)
Type Sのインパネ
Type Sのインパネ

3本スポークSRSエアバッグステアリングホイール
スポーティでコンパクトな
3本スポークSRSエアバッグステアリングホイール。

全車標準装備のSRSエアバッグをコンパクトなスペースに納めるようステアリングをデザイン。スポーティマインドと安全性の両立を図る3本スポークデザインとしました。また、グリップの太さにもこだわり、握った瞬間からスポーティさを感じさせるフィーリングとしました。

フロントシート。
スポーツ性とエレガントさを融合したフロントシート。
アグレッシブなスポーツドライビングの際に充分なサポート性能を発揮させ、通常運転時の快適さも追求した、スペシャルティ・クーペにふさわしいシートを開発しました。デザインはカラーやマテリアルにもこだわり、洗練された華やかさを追求しています。Type Sには、スポーティなイメージの専用シートを設定。また、サイド部に新開発のカブロン素材を採用したタイプも用意しました。

カブロンは、特殊ポリウレタンを独自に加工した新素材。適度な伸縮性としなやかさを備え、温かみのある独特の質感を持っています。また、耐摩耗性に優れ、乗降時の摩擦に強く、運転していても滑りにくく、しっかりとしたホールド性を発揮します。



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