LIFE FACT BOOK
LIFE 2003.9.4
Driving  シャシー
運転する楽しさ、安心感をもたらす、ひときわ静かで、安定感のある走り。
スムーズな乗り心地と安定感のある走りのために、新設計サスペンションを採用。
高速走行もラクにこなすシャシー性能を求めて、新設計サスペンションを採用しました。フロントサスペンションは、取り付け剛性と精度を確保するサブフレームを介した高剛性L型ロアアームを持つマクファーソンストラット式。リアサスペンション(FF)には、コンパクトなH型ビーム式を採用しました。さらにスカッフ変化(接地点の横変化)をなくし、スムーズな乗り心地を実現するとともに、ジャッキアップ左右差をなくし、安定感のある自然なコーナリングを実現しています。
フロントサスペンション(FF) リアサスペンション(FF)
フロントサスペンション(FF) リアサスペンション(FF)
旋回時のように左右のタイヤに逆方向の力が加わる時、外輪では車体を持ち上げる力として作用し、内輪では車体を押し下げる力として作用。横力が大きく加わる時でもジャッキアップ左右差を少なくすることにより、旋回性能を向上させることができます。
フラットでスムーズな乗り心地
2,420mmのロングホイールベースをはじめ、サスペンションストロークのアップ、摺動フリクションを低減する力線コントロールスプリングの採用、ダンパーサイズの容量アップ、ジオメトリーの最適化などにより、優れた乗り心地を実現。
安定感のあるステアリングフィール
フロントサスペンションのキャスタートレールのアップ(9.4mmから18.5mm)や、キングピン角の見直しなどにより、安定した直進性とステアリングフィールを実現。
高速までリニアで安心感のある応答性
フロントサスペンションのジオメトリーの最適化、スタビライザーの採用などにより、優れた操縦性を実現。
全タイプに4WDを設定。
軽量・コンパクトなリアルタイム4WDシステム。雪道など滑りやすい路面になると自動的に4WDに切り替わるシステムです。頼もしい走りと低燃費を両立しています。
軽量と高剛性の二律背反を達成した、ボディ剛性。
ボディの剛性は、安全性だけでなく走行性能、静粛性能など、さまざまな部分で大きな影響を及ぼします。骨格部分にハイテンションスチールを多用し、軽量化を実現。剛性が求められる部位には部材の大断面化や板厚アップを図るなど、適材適所の対応をしています。基本部分から妥協せず剛性を追求した結果、軽量でありながら高い剛性を達成しました。

新開発エンジン、新骨格ボディを活かした制振・防音技術を施し、クラスを超えた静粛性を実現。
「高速走行中でも音楽がラクに聞け、会話がはずむやさしい環境」を目標にNV性能を追求。エンジン骨格においてはロアブロック構造を採用し、シリンダーブロックやクランクシャフトの高剛性化などにより、源流となるエンジン自体の振動、放射音を徹底的に低減。エンジンを支持するマウントシステムも、ブラケットを含め最適化を行い、徹底的な入力低減を行っています。また新骨格フレームに加え、エンジンマウントとエキゾーストパイプの取付点には、補強材を入れるなど、剛性を確保しています。その上で、吸音ルーフライニングやウレタン成形ダッシュインシュレーターなど上級車クラスの防音材を採用。さらに軽量制振材、および内装材の隙間を徹底的に防音処理し、クラスを超えた静粛性を実現しました。

エンジン制振・防音技術
エンジン制振・防音技術
慣性主軸マウントシステム
慣性主軸マウントシステム
軽量&高効率防音施工
軽量&高効率防音施工
フロントドアオープニングトリムシール(D、Fタイプ)
フロントドアオープニングトリムシール(D、Fタイプ) 断面図(A-B) 断面図(A-B)



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