INTEGRA - 2001.07

INTEGRA FACT BOOK
INTEGRA 2001.7.2
Exciting Performance

サーキットにおいてもエキサイティングな走りの楽しさを実現するために徹底した高剛性化を実施

TYPE Rを前提としたフルモデルチェンジで最もそのメリットを活かせたのがボディ開発です。
サーキットまでをも走行ステージとする高剛性ボディの実現をめざし、
徹底した走行テストにより強化の方向性を見出し、シミュレーションによる解析で
軽量化に配慮しながらインテグラの新骨格高剛性ボディを開発しました。
iSで従来インテグラを格段に上回る剛性を実現した上で、TYPE Rではさらなる先鋭化に着手。
テストドライバーの感性をもとに、専用のパフォーマンスロッドなどの補強材を配し
研ぎ澄ましたレスポンスと優れた運動性能を実現するための高剛性を確保しました。

INTEGRA is

iSでは、走りのための高剛性とともに
快適なNV性能を追求。
 
ホワイトボディの剛性アップ実績
(従来インテグラ3ドア対比)
静剛性 曲げ剛性 約35%アップ
ねじり剛性 約116%アップ
動剛性 フロント左右方向 約64%アップ
リア上下方向 約78%アップ
動剛性=ボディ加振時の各ポイントの応答感度

ホワイトボディの剛性アップ実績 ホワイトボディの剛性アップ実績 ホワイトボディの剛性アップ実績
  ホワイトボディの剛性アップ実績  
ホワイトボディの剛性アップ実績 ホワイトボディの剛性アップ実績 ホワイトボディの剛性アップ実績
iSでは、TYPE Rを前提に開発した新骨格ボディの採用により、エンジンマウントブラケットに至るまで走りを追求する徹底した高剛性化が行われています。静剛性、動剛性の数値とも従来インテグラを大きく上回るレベルを確保。この高剛性・新骨格ボディの採用により、スポーティークーペとして走りの性能を追求するとともに、エンジンやサスペンションからの振動の入力を効果的に低減することができました。 また、外部からの音の進入を防ぐ大断面ドアトリムシールに加え、iSではトランクまわりへの防音材配置などにより静粛性を追求。スポーティークーペとして快適な室内空間を実現しています。

吸遮音材の最適配置
吸遮音材の最適配置
 


INTEGRA TYPE R

TYPE Rは、サーキットでの限界走行テストをベースに
ボディのオーバーハング部、サスペンションまわりを
補強材追加により徹底強化。
ボディは、新開発したエンジンと6速MTによるダイレクトかつトルクフルなパワーを活かしたスポーツ走行での、応答性と限界性能の向上をめざし徹底した高剛性化を行いました。
サーキットと鷹栖テストコースを中心に徹底的な走行テストを実施。そこでドライバーのフィーリングをもとに各部に補強を施し、それをFEM解析により軽量 化に配慮しながらボディ部材として具現化していきました。その結果、iSと共通となるホワイトボディの剛性が、従来インテグラ(3ドア)対比で格段に向上することができました。
さらにTYPE Rでは、サーキットでの走行テストにより、優れた安定性と小気味よいハンドリングレスポンスを得るために、ホワイトボディをさらに補強しました。
リアにアルミバンパービームを追加しボディの剛性をアップ。またフロント・ストラットタワーバー、リア・ダンパーガセットと左右ロアアーム締結部へのパフォーマンスロッド追加によりサスペンションの支持剛性をアップ。
さらに、フロントのバンパービームをはじめ各部をアルミ材に置換し、徹底的な軽量化も実施。あわせてサーキットにおいても、ダイレクト感あふれるハンドリングに寄与させました。

インテグラのホワイトボディ(写真はTYPE R)

インテグラのホワイトボディ (写真はTYPE R)



TYPE Rの主なボディ剛性強化・軽量化ポイント(iS対比)
TYPE Rの主なボディ剛性強化・軽量化ポイント(iS対比)

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